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平成25年地価調査結果
平成25年地価調査結果
概要
調査結果の概要
対前年の県平均変動率をみると、地価は引き続き下落しているが、住宅地・商業地ともに下落率は縮小傾向にある。
本年は、県内の基準地300地点(※300地点のうち、選定替の5地点は前年との比較ができない)の中で、対前年変動率がプラスとなる価格上昇地点が、住宅地において1地点、横ばい(±0.0)が5地点。商業地において価格上昇地点が1地点、横ばいが2地点となった。
なお、平成22年、23年と、全地点の下落が2年間続いていたが、昨年住宅地において上昇地点1地点、商業地において横ばい1地点であった。
(住宅地の横ばい地点は、平成21年に4地点あり)
(商業地の上昇地点は、平成20年に1地点あり)
全体としては、
住宅地は、平成11年以降15年連続の下落。
商業地は、平成4年以降22年連続の下落。
注:新規地点の設定、選定替や地点削減により、平均価格は上昇することがあるため
地価の上昇・下落は、変動率で判断している。
対前年平均変動率(変動率は継続地点のみで算定)
(1)住 宅 地
ア.県内の状況
県平均では、平成11年以降15年連続の下落で、変動率は△2.4%(前年△3.1%)で、下落率は0.7ポイント縮小した。
市町村別の平均でみると、県内全ての市町村で下落が続いているものの、多くの市町村で下落率は縮小傾向を見せたが、九州北部豪雨の被害を受けた中津市において下落率が拡大した。
〈下落率縮小:14市町村〉
大分市、別府市、日田市、佐伯市、津久見市、竹田市、杵築市、
宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市、姫島村、日出町、九重町
〈下落率同率:2市〉
臼杵市、豊後高田市
〈下落率拡大:2市町〉
中津市、玖珠町
なお、県内で最も下落率が小さかった市町村は、日出町で変動率△0.6%、県内で最も下落率が大きかった市町村は、九重町で変動率△3.9%となっている。
イ.大分市の状況
市平均で平成12年以降14年連続の下落となったが、下落率は0.8ポイント縮小した。
地域別の平均を基準地群(※)の平均でみると、8地域で下落率が縮小。
〈大分市に設定した基準地群〉
大分市中心市街地北部近郊の住宅地域、
大分市中心部南部住宅地域、大分市明野周辺住宅地域、
大分市南大分住宅地域、大分市鶴崎地区を中心とする住宅地域、
新日鐵背後住宅地域、大分市大在・坂ノ市地区の住宅地域、
稙田地区を中心とした南西部郊外の住宅地域
※基準地群
都市計画法上の地域地区、市町村、交通体系等の観点から価格牽連性があると認められる基準地を地域的にまとめ、地価公示における標準地群等を考慮して、おおむね5地点から15地点を含む基準地群として区分するもの
ウ.別府市の状況
市平均で平成12年以降14年連続の下落となったが、下落率は1.2ポイント縮小した。
地域別の平均を基準地群の平均でみると、設定している2地域で下落率が縮小。
〈別府市に設定した基準地群〉
別府市中心市街地近郊の住宅地域、別府市郊外部住宅地域
(2)商 業 地
ア.県内の状況
県平均では、平成4年以降22年連続の下落で、変動率は△3.3%(前年△4.3%)で、下落率は1.0ポイント縮小した。
市町村別の平均でみると、県内全ての市町村で下落が続いているものの、下落率は縮小の傾向を見せており、下落率が拡大した市町村についても概ね前年並みの下落となっている。
〈下落率縮小:15市町村〉
大分市、別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、
杵築市、宇佐市、豊後大野市、国東市、姫島村、日出町、玖珠町
〈下落率同率:なし〉
〈下落率拡大:2市〉
豊後高田市、由布市
なお、県内で最も下落率が小さかった市町村は、日出町で変動率△1.0%、県内で最も下落率が大きかった市町村は、中津市で変動率△4.9%となっている。
イ.大分市の状況
市平均で平成4年以降22年連続の下落となったが、下落率は1.2ポイント縮小した。
地域別の平均を基準地群の平均でみると、3地域で下落率が縮小。
〈大分市に設定した基準地群〉
稙田・南大分地区の路線商業地域、大分市中心繁華街近郊の商業地域、
大分市中心部商業地域
ウ.別府市の状況
市平均で平成5年以降21年連続の下落となったが、下落率は1.0ポイント縮小した。
地域別の平均を基準地群の平均でみると、2地域で下落率が縮小。
〈別府市の基準地群〉
別府市路線商業地域、別府市中心部の既存商業地域
価格水準
(1)住 宅 地
住宅地の県平均価格は、25,500円(前年26,200円)で 、昭和58年(25,000円)から昭和59年(26,200円)頃の水準となっている。(平均価格のピークは、平成10年の県平均価格(36,800円))
調査地点の中で最高価格は、大分(県)-12(大分市金池南2丁目)の145,000円である。同地点は、住宅地で唯一の価格上昇地点で、10年連続で住宅地における最高価格となった。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)-7(大分市中島東2丁目)における平成3~9年にかけての価格、180,000円である。
(2)商 業 地
商業地の県平均価格は、55,500円(前年56,300円)で、昭和57年(55,000円)から昭和58年(63,700円)頃の水準となっている。(平均価格のピークは平成3年の県平均価格(189,900円))
調査地点の中で最高価格は大分(県)5-11(大分市都町2丁目)の318,000円である。同地点は、7年連続で商業地における最高価格となった。
なお、調査開始以来の最高価格は、同地点における平成3年の価格、2,400,000円である。
資料
1 市町村別・用途別 平均価格及び対前年平均変動率
平均価格及び対前年平均変動率 一覧 [PDFファイル/237KB]
2 基準地別標準価格及び対前年変動率
標準価格及び対前年変動率(宅地) [PDFファイル/2.62MB]
標準価格及び対前年変動率(林地) [PDFファイル/64KB]
3 基準地価格順位表(高位) 価格順位一覧 [PDFファイル/194KB]
4 基準地変動率順位表(プラス) 変動率プラス順位 [PDFファイル/292KB]
5 基準地変動率順位表(マイナス) 変動率マイナス順位 [PDFファイル/563KB]
6 基準地詳細情報(所在、価格、利用現況、最寄り駅等)