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おおいたの河川
おおいたの河川
大分県の河川の概要
県内の一級河川は、日本三大修験山の一つ英彦山に源を発し中流域は景勝地名勝耶馬溪を流れ、下流域で福岡県境となる山国川、由布岳に源を発し由布院盆地を貫流し県中部を流れる大分川、宮崎県境の祖母山と阿蘇外輪山に源を発し臨海工業地帯に多くの工業用水を供給する大野川、佩楯山(はいだてさん)南麓の三国峠に源を発し県南部を流れる九州屈指の清流番匠川、宮崎県北西部の向坂山に源を発し佐伯市宇目周辺の水を集め日向灘に注ぐ五ヶ瀬川、阿蘇外輪山とくじゅう連山に源を発し水郷日田を流れ有明海に注ぐ九州最大の筑後川の6水系374河川で延長2,077km(内国土交通大臣管理区間は約197km)、二級河川は、93水系211河川で延長約989km、合計99水系585河川で延長約3,066Kmであります。 この一、二級河川の延長は九州では一番長く、全国でも12番目、県管理延長としては10番目です。 この他に市町村管理の準用河川が、一級水系に327河川延長約393km、二級水系に222河川延長約226Km、単独水系に51河川延長約46km、合計600河川延長約665kmとなっています。 |
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二級河川 八坂川(大分県杵築市) |
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県下河川数、延長、管理区分 (河川管理統計 平成26年4月30日現在) |
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おおいたの河川・海岸づくり
21世紀の「豊の国川づくり」 | ||
大分県は、21世紀の「豊の国川づくり」の基本理念に基づき、川づくりをおこなっています。 | ||
市民住民やNPO団体との河川・海岸づくり | ||
これまでの川づくりは、人々の生命や財産を洪水の被害から守ること、生活用水や農業・工業などに使用する水を安定的に供給することを主な目的として、国や県といった行政の主導により進められてきました。 |
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河川改修事業
床上浸水対策特別緊急事業(山国川/中津市) | ||||||||||
床上浸水が頻発している地域において、概ね5年間の緊急的な集中投資による対策により、早期に床上浸水被害の解消を図ります。平成25年度から山国川(中津市)で事業に着手し、山国川特有の奇岩を極力保全するなど、周辺環境に配慮しながら河積の拡大や橋梁等ネック構造物の改築を行います。 | ||||||||||
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河川激甚災害対策特別緊急事業(有田川/日田市) | ||||||||||
洪水、高潮、地震等による激甚な災害に対して、概ね5年間の緊急的な集中投資による河川改良により再度災害の防止を図ります。 平成24年度から有田川(日田市)で事業に着手し、河積の拡大や橋梁・堰等ネック構造物の改築を行います。 | ||||||||||
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情報基盤整備事業 | |||||
洪水、土砂災害等の自然災害時に迅速かつ的確な水防活動を可能とするため、雨量及び河川水位等の情報を迅速に収集把握し、広く一般に提供する河川情報基盤を整備しています。 河川水位の自動観測設備の整備を行い、インターネットによる閲覧及び水位情報のメール配信を行っています。また河川監視カメラを設置し、平成24年6月から映像の配信を行っています。 | |||||
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障害防止事業 | |||||
米軍や自衛隊の演習により、日出生台演習場内が著しく荒廃し、場内裸地からの流出土砂や洪水時の河川流量の増加により、下流の人家や耕地に対する被害が生じていることから、これらの障害を防止する目的で、大分川、駅館川で河川工事を促進しております。 | |||||
災害復旧事業 | |||||
毎年、台風や梅雨等の異常気象の発生による豪雨災害が多く発生しています。最近では昭和57年、平成2年、5年、9年、10年、16年、17年、19年、24年に甚大な被害を蒙り多数の人命、財産が失われました。 生活基盤の整備と民生の安定を図るため、災害復旧事業を推進し、災害に強い県土をめざしています。 | |||||
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