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大分県と菱甲産業株式会社及び大分県木材協同組合連合会との建築物木材利用促進協定の締結について
1. 建築物木材利用促進協定制度について
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木材利用の拡大により2050年カーボンニュートラルの実現に貢献すること等を目的に、令和3年6月に、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が改正され、法律の名称が「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に変わりました。今般の法改正では、建築主や建築物に関係する事業者・団体が、建築物における木材利用の促進に関する構想を実現するため、国または地方公共団体と協定を締結できる建築物木材利用促進協定制度が創設されました。
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2.協定の内容
協定の名称:建築物木材利用促進協定
対象区域 :大分県
有効期間 :令和6年3月8日から、令和11年3月31日まで
協定締結者:菱甲産業株式会社、大分県木材協同組合連合会
内 容 :
(1)構想の内容
菱甲産業株式会社は、建築物の建設に当たり、構造や内外装等に地域材を積極的に活用することにより、2050年カーボンニュートラルの実現や山村の活性化等に貢献していく。また、合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(平成28年法律第48号、以下「クリーンウッド法」という。)第2条第2項に規定する合法伐採木材等を利用することにより、SDGsに貢献していく。
(2)構想の達成に向けた取組の内容
・菱甲産業株式会社は、令和6年度に建設予定の隈 研吾設計別府プロジェクト(宿泊施設)において、構造や内外装等に地域材を利用する。この場合において、クリーンウッド法に基づく登録木材関連事業者により合法性が確認された木材を利用する。
・菱甲産業株式会社は、本協定の期間内に新たに隈 研吾設計別府プロジェクト(宿泊施設)を建設するに当たり、同様の取組を検討する。
・菱甲産業株式会社は、大分県木材協同組合連合会及び県と連携して、木材利用の意義やメリットについて、積極的に情報発信する。
(3)構想を達成するための大分県木材協同組合連合会及び県による支援
大分県木材協同組合連合会及び県は、菱甲産業株式会社がその構想を達成するために、技術的助言や活用可能な補助事業等の情報提供を行うとともに、定期的な意見交換や木材利用に関する相談窓口・専門家の紹介などを行う。また、本協定に基づく甲の取組を優良事例として積極的に広報するものとする。