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研究Now vol.126 【林業研究部】情報発信しています!
研究Now vol.126【林業研究部】コウヨウザンとスギの成長比較とツリーシェルターによる獣害対策
近年、主伐・再造林が増加する中、林業の持続的成長に向け、スギ・ヒノキ以外の新たな植林樹種の候補として早生樹への注目が集まっています。そのため大分県では、建築用材やバイオマス発電等の利用も視野に入れ、成長が早く、強度もスギと同等であるコウヨウザンに注目して、県内各地の植栽地で生育適正を調査しています。
また、植栽地では獣害防止対策が必須であることから、幅広い獣害に対応可能な保護資材であるツリーシェルターの設置が有効と考えられるため、令和2年度から、臼杵市有林においてコウヨウザンとスギを植栽後、ツリーシェルター設置の有無による成長比較や、獣害等の被害状況等を調査しました・・・続きを読む