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大分県× Sierra Space ×兼松 宇宙往還機Dream Chaser®の活用検討に向けたパートナーシップを締結 ~大分空港をアジアの宇宙拠点へ~
本日、大分県と米国Sierra Space社、兼松株式会社の3者は、大分空港を、Sierra Space社の宇宙往還機Dream Chaser®のアジア拠点として活用するための検討を進めるパートナーシップを締結しました。
大分県は、本提携を通じ、大分空港を人工衛星の打ち上げ拠点とすることのみならず、宇宙ステーションと地球をつなぐ同社の宇宙往還機Dream Chaserのアジアにおける着陸拠点となることを目指し、今後、安全性・環境面の予備検証や経済波及効果など具体的な検討を進めていきます。
【画像:Dream Chaser 機体】
Sierra Space社は、「限られた人々や政府だけでなく、全ての人々が、地球を超えて生活し、働き、探究し、休暇を楽しむ未来を創る」というビジョンを掲げています。これは、大分県のビジョン「宇宙港を通じてアジアにおける宇宙ビジネスの中核拠点となることにより、日本を含むアジアの企業や人々に対し、新たなビジネスや暮らしの選択肢を提供する」と価値を共有するものです。
※ Sierra Space社について
同社は、今年、米国で予定されている無人機のDream ChaserによるISS(国際宇宙ステーション)への物資輸送ミッションに向けた準備を進めています。また、2026年以降には、有人機のミッションも計画しています。さらに、米国の宇宙開発企業Blue Origin社等と、商業宇宙ステーションOrbital Reefの開発も行っています。
※ 兼松株式会社について
同社は、1889年の創業以来、車両・航空、電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラントなどを中心とした幅広い事業領域で、様々な商品・サービスを提供しています。宇宙事業には20年以上携わっており、2021年9月には米国Sierra Space社と提携し、商社の経験・ネットワークを活かしてDream Chaser、商用宇宙ステーション利用の事業開発を推進しています。