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大分県別府市で初のドローン物流実証実験を実施しました!
2023年12月12日
株式会社ノーベル
有限会社大分合同新聞社
株式会社Suzak
大分県
ドローン×自動配送ロボットによる無人配送実証実験を実施しました!
株式会社ノーベル(本社:大分県日田市)、有限会社大分合同新聞社(本社:大分市)、株式会社Suzak(本社:東京都新宿区)と大分県は令和5年11月21~24日の4日間、国土交通省の「無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証事業」(全国10カ所)の一つとして、ドローンとAGV(自動配送ロボット)による新聞配送の実証実験を大分県別府市で実施しました。
大分県では2017年から45年にかけて22%の人口減少が見込まれ、過疎・高齢化が進んでいます。山間部を中心に新聞の配達員不足という課題に直面しており、大分市、別府市といった都市部でも配達員の確保は難しく、街中から外れた施設等への配達は大きな負担となっています。そこで、街中のプレスセンター(新聞販売店)から、郊外の山間部にある立命館アジア太平洋大学へとドローンを活用して、社会インフラの一つといえる新聞の空輸を試みました。
大分県内では様々なドローン配送の実証実験が重ねられてきましたが、都市部での実験は初めてであり、自動配送ロボットとの連携も初の試みとなりました。本実験の結果は、都市部における物資のドローン配送の実現へとつながっていくものと期待されます。
1 実証実験の概要
別府市古市町の亀川駅前プレスセンター近くにある西念寺駐車場から、同市十文字原の立命館アジア太平洋大学(APU)までドローンを自動運航させ、キャンパス内でAGV(自動配送ロボット)に自動連携。目的地である大学本部棟までAGVを自動走行させ、新聞10部を箱に入れて届けました。
ドローン運航は、レベル2飛行(補助者あり目視外自律飛行)およびレベル3飛行(無人地帯=離島や山間部等=における補助者なし目視外飛行)となりました。
2 実証実験の様子
上記の「プレスリリース_大分県別府市で初のドローン物流実証実験を実施しました!」をご参照ください。
3 実証実験の効果
本実験期間中に計13回のフライトを行い、ドローンによる新聞配送の空路を開拓しました。また、ドローンポートに着陸後、AGVに自動で荷物を受け渡すことに成功。AGVはキャンパス内で繰り返し走らせ、目的地まで自動走行できることを確認しました。
一連の実験により、ドローンやAGVを活用すれば、将来的には新聞配送において人の介入を減らせることが確かめられました。この手法は災害時の物資輸送にも応用できると期待されます。
今後は本実験の結果を活かして、「有人地帯(第三者上空)での補助者なし目視外飛行」(レベル4)の実施を目指すとともに、ドローン物流の実用化に向けた取り組みを進め、人手不足が懸念される配送業務における課題解決を目指して参ります。
企業・団体名 | 役割 | |
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代表事業者 | 株式会社ノーベル | 事業全体取りまとめ、ドローン運航管理 |
共同事業者 | 有限会社大分合同新聞社 | 課題提供、フィールド調整、広報活動 |
〃 | 株式会社Suzak | プロジェクト管理、実証実験調整・運営 |
〃 | 大分県 | 市町村、関係機関との調整 |
協力事業者 | ブルーイノベーション株式会社 | ドローン・ドローンポート管理システム(BEPポート/VIS)・AGV提供、AGV運航管理 |
〃 | 株式会社きっとすき | ドローン運航支援 |
〃 | 立命館アジア太平洋大学 | 実証実験場所提供 |
〃 | 西念寺 | 〃 |
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ノーベル TEL:0973-28-5578 E-mail:press@nobel.blue
有限会社大分合同新聞社 TEL:097-538-9650 E-mail:hanbai@oita-press.co.jp
株式会社Suzak TEL:03-6908-3210 E-mail:ayaka.yamanaka@suzak.inc
大分県商工観光労働部新産業振興室 TEL:097-506-3273 E-mail:a14140@pref.oita.lg.jp