感染症対応BCP策定の手引き及び業種別ＢＣＰ事例集を作成しました。

　新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う消費需要の低迷やサプライチェーンの寸断等により、多くの県内中小企業・小規模事業者が事業活動の抑制を余儀なくされ、これまで経験したことのない不測の事態に直面しています。
　こうした状況の中、事業への影響を最小限に抑え、中核事業の継続と雇用の維持を担保するための対策として事業継続計画（以下、「BCP」という。）を策定しておくことが有効です。
　大分県では、県内中小企業者等が感染症対策のためのBCP策定を促進するため、感染症対応BCP策定の手引き及び大分県版感染症対応型BCP事例集を作成しました。
　当事例集を作成するに当たって、今年度、県内中小企業者等からモデル企業を公募し、選定した企業に対して県が専門家を派遣し、各モデル企業が自社の感染症対策BCPを策定しました。
　県は、各企業が策定したBCPを基に加工修正を加えた上で、感染症対応BCP事例集として公表します。
　手引きでBCP策定の手順等を確認し、併せて事例集を参考にしながら、自社の感染症対策BCPが円滑に策定できる構成としています。

・本手引きは、BCP「本編」及び「様式集」の整理項目に沿って、アレンジの仕方を解説しています。各ページの右上に、「本編」及び「様式集」の該当ページ等を記載していますので、照らし合わせてご活用ください。
・より作成がしやすいよう、「本編」及び「様式集」には予め、ひな型となる文章が記載されています。貴社の状況にあわせて、適宜、加筆、修正を行ってください。

・製造業、飲食料品卸売業、ホテル宿泊業、建設業、美容業、電気機械器具製造業、宿泊業、飲食業、フィットネス業を掲載しています。
・事例集は、「本編」と「様式集」で構成されています。
　「本編」：感染症を想定した緊急時対応、平常時対応等について企業が準備すべきBCPのひな型です。
　「様式集」：本編の中から緊急時対応に使用する様式を別冊の形で抜き出したものです。緊急時には本編と併せて使用することを想定しています。
・モデル企業は、中小企業者が作成したものと、小規模事業者（従業員数概ね２０名以下）が作成したものに分かれていますが、会社の規模に関係なく、参考となる内容となっています。

【中小企業者】

【小規模事業者】