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大分県資源化推進モデル事業について
大分県資源化推進モデル事業の実施状況
大分県では、3R(リユース、リデュース、リサイクル)の推進による環境負荷の少ない循環型社会の構築を図るため、事業者等が行う産業廃棄物等の発生抑制や再資源化につながるアイデアを本年5月23日~7月13日の間、募集し、11件の応募がありました。
平成30年8月24日に開催した「大分県資源化推進モデル事業審査会」により、次の3つの事業をモデル事業として採択しました。事業者から最近の取組状況等についてコメントをいただきましたので、併せてお知らせします。
超小型バイオガス発生装置によるバイオマスの小規模・分散型利活用
事業者名
くにさきエコシステム株式会社
事業の概要
平成29年度にアミタ株式会社と共同で製作した「超小型バイオガス発生装置」により、安定的にバイオガスによる熱利用及び発電を可能とする超小型バイオガスプラントを開発する。将来的には、食品加工場等での利用を目指す。
最近の取り組み状況について ~事業者からのコメント~
写真(上の2枚)は昨年国東小学校で子ども達と一緒に作ったミニバイオガス装置で、
今年はこれに改良を加え、バイオガスで電気をおこせるよう発電機を取り付け(下の2枚)、ミニバイオガス装置をもっと身近に感じてもらい、市民の皆さん方とともに持続可能な町づくりを目指していきたいと考えています。
浄水場汚泥減容化法「エスエスゲン」
事業者
松尾機器産業株式会社
事業の概要
松尾機器産業株式会社が開発した「浄水場汚泥減容化法エスエスゲン」は、浄水場で発生する汚泥の容積を大幅に減少させる技術である。この事業では、使用する薬剤の量を減らすことやエスエスゲンにより生成する汚泥の再資源化の可能性を探ることにより、さらに環境負荷の少ない技術に改良することを目指す。
最近の取り組み状況について ~事業者からのコメント~
エスエスゲンは大量に水を含んだ低濃度の凝集沈殿汚泥も薬品での反応で
効率よく処理し、大幅な減容化を実現。
施設状況や汚泥に合わせて、薬剤配合を変更し、最大限の効果を発揮します。
シンプルな処理フローのため、イニシャルコストが低減可能。
既存の設備を活かした処理設備のご提案も可能です。
また、汚泥に合わせ て 薬剤配合を変更することで、季節ごとの汚泥の変化などにも柔軟に対応。
加圧脱水機や天日乾燥床の前処理として導入することで、乾燥効率アップや含水率低減を実現します。
現在の状況について
薬剤の更なる低減によるコスト削減をめざし、新たなフローの検証を行っています。
また、展示会への出展を行い、販路拡大に向けたPr及びニーズ調査を実施しています。
アップサイクル加速化プラットフォーム構築事業
事業者名
大分エコセンター株式会社
事業の概要
ものづくり企業から発生する「端材」などを、「廃棄物」に関するデータではなく、「素材」の観点から解析しデータベース化する。このデータを大分エコセンターが開発するプラットフォーム上でオープンにして、「端材の出し手」と「端材から製品をつくるクリエイター」をオンラインでつなぎ、アップサイクルを促進する。将来的には、地域の「余り」を生かしたアップサイクルの加速化を目指す。
資源の過剰消費を抑えるために、商品タグも手作り
Teamは製造業の端材とデザイナーや職人をつなげアップサイクル
Re系®の人材を育てるワークショップを企画・開催
製造業から発生する端材を有効利用してほしい「出品者」と有効利用したい「購入者」を
つなぐプラットフォームを構築し、クリエイティブな発想とデザインで新たな商品やサービスを創り出していきます。
Teamについて詳しく知りたい方は下のURLをクリックしてください。
その他にも魅力的なアイデアが寄せられました。たくさんのご応募ありがとうございました。