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杵築市内でのセアカゴケグモの発見について

印刷ページの表示 ページ番号:0001014415 更新日:2022年10月18日更新

 外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)により特定外来生物に指定されているセアカゴケグモが、杵築市内で確認されました。
 県内では既に7例(全て大分市内)確認されており、今回8例目の確認になります。
 万一、セアカゴケグモを見つけた場合は、素手で捕まえたり、触らないように気をつけ、靴で踏みつぶすか、市販の殺虫剤等で駆除するとともに、自然保護推進室へお知らせ下さい。

セアカゴケグモの特徴

 ・ オーストラリア原産で主に熱帯、亜熱帯地域に生息します。 
・ メスは、体長0.7~1.0cm、寿命2~3年、有毒です。
・ オスは、体長0.4~0.5cm、寿命6~7ヶ月、無毒です。
・ 日当たりが良く暖かいところで、餌となる昆虫が多いところを好みます。
・ ブロックの穴の中や側溝蓋(グレーチング)のすき間、集水舛などで多く発見されます。
・ アリ、ワラジムシ、カメムシ、ハサミムシ等の昆虫を餌とします。
・ おとなしい性格で攻撃性は低く、積極的に人を襲うことはありません。

セアカゴケグモ

国内における生息の確認と被害の発生

 全国の港湾地域またはそれに隣接する地域で多く確認されています。
(1)国内における生息確認
 ・国内では平成7年に大阪府で発見以降、これまで45都道府県で生息が確認されています。
 ・九州では、全ての県で生息が確認されています。
(2)被害発生状況
 ・大阪府内で平成9年から平成17年まで5件、平成18年に6件、平成19年に6件、平成20年に9件の咬傷事例が発生しました。いずれも軽傷で血清は使用されていません。
 ・平成24年9月及び平成25年1月に、福岡県において咬傷事故が発生しました。
 ・これまでに大分県内での被害発生報告はありません。

被害の症状と発生時の対応

(1)咬まれたときの症状 
 ・ 咬まれたときは針で刺されたような痛みを感じます。 
 ・ その後、咬まれた部分が腫れ、熱くなります。 
 ・ 通常は数時間から数日で症状は回復します。 
(2)咬まれたときの対応 
 ・ 余分な毒を水や温水で洗い流してください。 
 ・ できるだけ早く医師の治療を受けてください。 
 ・ 適切な治療を受けるため、可能であれば医療機関に駆除したクモを持ってきてください。

駆除方法

・ 市販の殺虫剤を吹き付けるか、靴で踏みつぶしてください。
・ 駆除作業時は手袋をしてください。(素手は厳禁)
・ クモの巣を見つけたら早くに取り払ってください。

注意事項

・ 不用意に側溝等のすき間に手を入れないようにしてください。
・ 生息しそうな場所はこまめにクモの巣を取り払うなど清掃してください。

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