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オオフサモの河川等への流入にご注意ください
県内の各地で特定外来生物であるオオフサモの繁殖事例が報告されています。ここでは、オオフサモについて知っていただき、どのような対策がとれるかお知らせします。
オオフサモとは
原産地
南アメリカ
特徴
多年草の抽水植物(茎の下部が水面下、葉などを水面上に出す植物)。葉は羽のような形で水面からの高さは0.2~0.3m。茎の全長は1mになります。湖沼、河川、池、水路などの浅水中に群生し茎が水中で分枝して広がっていきます。平成18年に特定外来生物に指定されています。
過去には水槽の観賞用水草として輸入され、栽培されていました。それを遺棄したか、逸出したものが野生化されたと言われています。(現在は、外来生物法により輸入、栽培、販売、遺棄などは禁止されています)
オオフサモの被害
- 農業用排水路に繁茂すると、通水障害を引き起こしたり、ため池などでも維持管理作業に影響を及ぼしたりします。
- 繁茂しすぎると、水流を妨げ水質悪化等を招く恐れがあります。
- 同じ生息環境の在来の生物を駆逐してしまうなど生態系に大きい影響を及ぼします。
初期対応が重要です
オオフサモは、目立つ程度に繁茂した段階では、簡単には防除ができないほど繁茂していることが多く、予防・早期対策が必要です。
予防のための対策
- 今あるオオフサモの流出を阻止する。
- 多くの人の目で、日々の監視に努める。
- 外来植物を発見したらすみやかに防除を行う。
防除のための対策
- 関係機関を交えて、対策を検討する場を設ける。
- どのように対策をとればよいか具体的な計画を立て、防除を行う。
- 防除の際に、流出することのないようにする。
大量に処分したい場合は
- オオフサモは外来生物法で特定外来生物に指定されており、いろんな禁止行為があります。処分の方法等についてのアドバイスは九州地方環境事務所にご相談ください。
- 九州地方環境事務所 野生生物課 電話096-214-0339
オオフサモの駆除事例
特定外来生物対策について知りたい方はこちらをごらんください
環境省のホームページの「外来生物法」をご覧ください。