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H30年度 調査研究・資料 要旨

印刷ページの表示 ページ番号:0002163099 更新日:2021年10月28日更新

平成30年度 報文、調査・事例、資料について

平成30年度の調査研究、事例紹介、資料等について、要旨は以下のとおりです。
詳細は、各種別のリンク先(平成30年度・2018年度年報)を参照してください。
種別 タイトル 要旨・はじめに(抜粋)
報文 瀬戸内海における難分解性有機物に関する調査 瀬戸内海の一部の海域では、化学的酸素要求量(COD)の環境基準を達成していない。その原因の一つとして、難分解性溶存有機物1)が挙げられる。そこで、炭素成分、窒素成分、リン成分から有機物の質や組成比等を確認し、大分県近海の現状を把握した。窒素、リンに対する炭素の比率(CNP比)を用いた解析から、難分解性溶存有機物の比率に近い地点が多く確認された。また、溶存有機態の窒素濃度及びリン濃度が低い地点ほど炭素割合が増加する傾向がみられ、溶存有機物の難分解化が示唆された。
調査・事例 福祉施設における腸管出血性大腸菌O121による集団感染事例 2018年9月に大分県内の1福祉施設において、腸管出血性大腸菌(EHEC)O121(VT2)を原因とする集団感染事例が発生した。接触者検便において計20名からEHEC O121(VT2)が検出され、調査の結果、主に入浴で感染が広がったと考えられた。本事例で検出された計21株および県内他事例から検出されたEHEC O121株について、国立感染症研究所(感染研)に送付して反復配列多型解析(MLVA)法による解析を依頼した。本事例の21株は互いに類縁株と推察されたが、同時期に発生していた他県の事例、県内他事例株との関連性は見いだせなかった。
資料 食品の理化学的検査結果について(2018年度) 2018年度に県下5ブロックの食品衛生監視機動班が「平成30年度食品衛生監視指導計画」に基づいて収去した、食品の理化学的検査結果について報告する。また、行政依頼検査の結果について報告する。
資料 九州地方における臨床由来溶血性レンサ球菌の血清型の動向(2018年) 1991年度以来、九州地区では地方衛生研究所のレファレンス業務の一環として「九州ブロック溶レン菌感染症共同調査要領1)」に基づき、共同でA群溶血性レンサ球菌感染症の調査2-18)を行っている。2018年の動向について報告する。
資料 大分県における細菌性下痢症サーベイランスの動向(2018年) 前回の報告1-23)に引き続き、大分県の主に小児における細菌性散発下痢症の2018年の発生動向を報告する。
資料 食品の微生物学的検査成績について(2018年度) 大分県では、食中毒の発生防止対策、流通食品の汚染状況の把握および汚染食品の排除を目的とし、大分県食品衛生監視指導計画に基づき、市販食品の収去検査を実施している。2018年度は、県産・輸入食肉、加工食肉、県産鶏卵、県産ミネラルウォーター、県産養殖魚介類、輸入養殖魚介類および二枚貝の計105検体について、食中毒起因菌や汚染指標細菌、残留抗生物質、ノロウイルスなどの項目について検査を実施した。
資料 感染症発生動向調査からみたウイルスの流行状況(2018年) 大分県では、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく感染症発生動向調査事業で、ウイルスの検索及びその動態について調査を行っている。2018年の調査結果について報告する。
資料 感染症流行予測調査について(2018年度) 2018年度の厚生労働省委託による感染症流行予測事業として、大分県内の日本脳炎感染源調査を行ったので、その概要を報告する。
資料 大分県における環境放射能調査(2017年度) 当センターでは、国の委託事業として環境放射能水準調査を1988年度から継続して行っている。それらの結果は2011年度までは、環境放射能調査研究成果論文妙録集において報告されているので、昨年度までに2012~2016年度の結果を報告した。今年度も2017年度の結果について報告する。
資料 大分県における湿性沈着中の成分調査(2013~2018年度) 当センターでは、雨水の化学的性状を把握し酸性雨発生機構解明の基礎資料を得るため、2013年度から全国環境研協議会の第5次酸性雨全国調査に参加し、雨水成分調査を行っている。今回は上記調査のうち湿性沈着に係る調査結果について、2013年度から2018年度までの降水量、pH、イオン成分濃度および沈着量の状況とそれらの推移などを報告する。

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