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H26年度 調査研究・資料 要旨

印刷ページの表示 ページ番号:0002160231 更新日:2021年10月28日更新

平成26年度 報文、調査・事例、資料について

平成26年度の調査研究、事例紹介、資料等について、要旨は以下のとおりです。
詳細は、各種別のリンク(平成26年度・2014年度年報)を参照してください。

 

種別 タイトル 要旨・はじめに(抜粋)
報文 大分県における空間放射線量率および土壌の放射性物質調査 大分県では土壌中の放射能濃度の測定は放射能水準調査でのみ行っているため、平常時の各市町村の土壌中の放射能濃度のデータがない。そこで各市町村の代表的な地点の土壌中の放射能濃度を測定した。その結果、人工放射性物質はほとんど検出されていない。また、空間放射線量率と放射能濃度の相関分析を行ったところ、相関が認められた。今回の調査で、各地点での平常時の土壌中の放射能濃度のデータを得ることができた。
報文 別府市における泉質の分布状況について 別府市は全国でも有数の温泉地であり、多種多様な泉質があるとされている。別府温泉における研究は盛んに行われているが、行政として情報の裏付けが少なく、また、平成26年7月1日付けで療養泉の定義の見直しが通知され、新しい定義における現況を把握することが「おんせん県おおいた」として温泉を適正に利用していくうえで求められる。そのため、県内登録分析機関が発行する開示可能な温泉分析書を集約した「温泉情報データベース」を活用し、泉質の分布状況及びその特徴を把握するためのデータ整理を行った。データを表現する際に地図ソフトを使用し、泉質、泉温、pH、温泉を定義する成分ごとに情報をまとめた。
調査・事例 食品中に含まれるアレルギー物質(特定原材料)の検査結果について(第2報) 2010年度から2014年度に収去検査で搬入された137検体について、ELISA法を用いて特定原材料のスクリーニング検査を行った。そのうち、12検体について基準とされる10μg/gを超える特定原材料由来のタンパク質が検出され、陽性となった。
調査・事例 固定発生源周辺における大気中の1,2-ジクロロエタンに係る指針値超過事例について  2011年度から有害大気汚染物質調査において、県内の固定発生源周辺地点(以下「A地点」という。)で揮発性有機化合物(VOCs)に係る優先取組物質の測定を開始したところ、2011年度、2012年度及び2013年度と連続して年平均値が指針値を大幅に超過する事例が発生した。
 2011年度から2013年度までの有害大気汚染物質調査の結果を使用して、A地点における1,2-ジクロロエタンの経年的な変化や他の調査地点との比較等の解析を行った。
 A地点における各測定物質間の相関解析、各測定物質に対する各測定地点間の相関解析、沿道のVOCs/ベンゼン濃度比を基準とした固定発生源のVOCsの影響評価から、A地点の1,2-ジクロロエタンの濃度が、他の測定物質や測定地点と異なる挙動を示していることがわかり、近隣の固定発生源から排出される1,2-ジクロロエタンの影響が疑われた。
資料 食品の理化学的検査結果について(2014年度) 2014年度に県下5ブロックの食品衛生監視機動班が、「平成26年度食品衛生監視指導計画」に基づいて収去した食品の理化学的検査結果(以下、「収去検査」)について報告する。また、行政依頼検査についても報告する。
資料 食品の微生物学的検査成績について(2014年度)  大分県では、食中毒の発生防止対策、流通食品の汚染状況の把握及び汚染食品の排除を目的とし、大分県食品衛生監視指導計画に基づき、市販食品の収去検査を実施している。2014年度は、県産・輸入食肉、加工食肉、県産鶏卵、県産ミネラルウォーター、県産養殖魚介類、輸入養殖魚介類および二枚貝の計144件について、食中毒起因菌や汚染指標細菌、残留抗生物質、ノロウイルスなどの項目について検査を実施した。
資料 九州地方における臨床由来溶血性レンサ球菌の血清型の推移と薬剤感受性について(2014年)  1991年度以来、九州地区では地方衛生研究所のレファレンス業務の一環として「九州ブロック溶レン菌感染症共同調査要領」に基づき、共同でA群溶血性レンサ球菌感染症の調査を行っている。2014年の動向について報告する。
資料 大分県における細菌性下痢症サーベランスの動向 (2012-2014年)  前回の報告に引き続き、大分県の主に小児における細菌性散発下痢症の2012年から2014年の3年間の発生動向を報告する。
資料 感染症発生動向調査からみたウイルスの流行状況(2014年) 大分県では、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく感染症発生動向調査事業で、ウイルスの検索及びその動態について調査を行っている。2014年の調査結果について報告する。
資料 感染症流行予測調査について(2014年度) 2014年度の厚生労働省委託による感染症流行予測事業として、大分県内の日本脳炎感染源調査を行ったので、その概要を報告する。
資料 大分県における雨水成分調査 (2014年度) 当センターでは、雨水の化学的性状を把握し酸性雨発生機構解明の基礎資料を得るため、1985年度から継続して雨水成分調査を行っている1)-28)。今回は、県内の3箇所で行っているろ過式採取法による調査について、2014年度の降水量、pH、イオン成分濃度及び沈着量の状況とそれらの推移などを報告する。
資料 環境水におけるノニルフェノール分析方法の検討 ノニルフェノール(以下、NP)の分析方法について固相カラム、溶出溶媒及び溶出量の検討を行った。告示法(環境庁告示第59号付表11)に示される溶出溶媒(アセトン)及び溶出量(4mL)をジクロロメタン6mLに変更したところ、固相カラムは3種類のうち2種類でNP回収率、サロゲート物質回収率とも良好な結果となった。また、最も良い回収率の得られた固相カラムで河川水への添加回収試験を行ったところ、NP回収率、サロゲート物質回収率とも許容範囲を満足する結果を得た。

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