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令和5度外部評価委員会(令和5年7月7日)

印刷ページの表示 ページ番号:0002114217 更新日:2023年8月9日更新

令和5年度外部評価委員会評価結果

調査研究課題 事後評価(4課題)

総合評価(5段階評価)を掲載

(5:計画以上の成果、4:計画どおりの成果、3:計画に近い成果、2:わずかな成果、1:成果なし)

調 査 研 究 課 題

実施年度 担当 評価点
1.LC-MS/MSを用いた自然毒(キノコ毒)分析法の検討 R4 化 学 4.2
2.大分県の気候変動適応情報プラットフォームの展開について R4 大気・特定 3.0
3.大分県沿岸域における海水温等の長期的な変動の解析に関する研究 R4
水 質
3.6
4.気候変動による湖沼の水環境への影響評価に関する研究 R4 3.8

・外部評価委員からの主なご意見

1.LC-MS/MSを用いた自然毒(キノコ毒)分析法の検討

  ・調理残品でも、キノコ種特定は可能か。

  (回答)可能。

  ・多キノコ種の同時検査は可能か。

  (回答)キノコ種によって測定条件が違うため、不可能。

  ・毒キノコによる食中毒の発生を減らすための啓発活動は行っているか。

  (回答)今年度の新規調査研究の結果も踏まえて関係機関と協議していきたい。

2.大分県の気候変動適応情報プラットフォームの展開について

  ・HPの内容は充実していて非常にいい。ただ、どういうふうにHPの周知等を行っていくのか。

  (回答)地道に小学校へ足を運び出張教室等で子供に知ってもらったり、イベントでチラシ等を配

   布して周知を行っていく。 

  ・気候変動は今後学校教育の必須にしてほしい。6クラスは少し少ないと思うので、積極的にやっ

   てもらいたい。

  (回答)努力していきたい。

3.大分県沿岸域における海水温等の長期的な変動の解析に関する研究

  ・クロロフィルaとDOの意味を説明してほしい。

  (回答)クロロフィルaは葉緑素の一種である。DOは溶存酸素量である。

  ・クロロフィルaとDOは同じ傾向になりそうであるが、クロロフィルaが増え、DOが減っている理

   由は何か。藻場が増えているという情報もあり、栄養過多の可能性もあるため検討してもらいた

   い。 

  (回答)今のところ考察が十分できていないため調べていきたい。

  ・別府湾内は反時計回りの潮流(交流)が発生している。地点5は水深80mで潮流が緩やかな地点

   である。潮流の情報は土木建築部局が持っているので活用するとよい。

  (回答)情報共有していきたい。

4.気候変動による湖沼の水環境への影響評価に関する研究

  ・2014年と2015年の差の理由は何か。人為的な影響(循環装置の設置)がなければ大きな変化は

   なかったのか。

  (回答)2014年には異臭味問題があり、改善のため循環装置が2015年に設置され、劇的に変わっ

   た。他のダムも調べてみないと分からないがそのように循環不全となっているダムが存在する可

   能性がある。

 

 

調査研究課題 事前評価(3課題)

 総合評価(5段階評価)を掲載
 (5:独創性・貢献度等が高く是非採択、4:採択した方がよい、3:部分的に検討要、2:大幅に見直し要、1:採択すべきではない)

調 査 研 究 課 題 実施年度 担当 評価点

1.遺伝子検査等を用いた自然毒分析法の検討

R5 化学・微生物 3.8

2.大分県における気候変動適応の推進について

R5 大気・特定 4.2
3.海域における気候変動と貧酸素水塊(DO)/有機物(COD)/栄養塩に係る物質循環との関係に関する研究(2型共同研究) R5 水 質 4.2

・外部評価委員からの主なご意見

1.遺伝子検査等を用いた自然毒分析法の検討

  ・試料は何を想定しているか

  (回答)キノコ残品、調理残品を想定

  ・PCR検査と理化学試験を行った際、検査時間はどのくらいかかるか。

  (回答)PCR検査で1日、理化学試験で1日の計2日程度かかる。

2.大分県における気候変動適応の推進について

  ・取組み方向としては間違っていない。WBGTの測定は人が現に住んでいるところが対象なのか。

  (回答)今回は住んでいないところを測定対象としている。

  ・住んでいる人の快適性や居心地が重要なので、住んでいるところを対象とする方が望ましいと思

   う。

  (回答)今後、検討していきたい。

3.海域における気候変動と貧酸素水塊(DO)/有機物(COD)/栄養塩に係る物質循環との関係に関する研究(2型共同研究)

  ・公共水域とは県内のどういったところが該当するのか。

   別府湾を対象としているようだが、湾外の地点との比較調査も行うとなれば、広域な調査になる

   と考えてよいか。

   研究成果における専門用語についても県民向けに平易な説明を心がけるということであるが、そ

   のような点は是非お願いしたい。

  (回答)海の地点となる。湾外の地点については、どれくらい増やしていけるかは現時点では不明

   であるが、なるべく増やしていきたい。

  ・大分県以外の2型共同研究への参加状況はどうか。

  (回答)およそ20自治体が参加する。データ解析は共通の取組となる。