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救急医療体制について
医療提供体制が希薄となる休日及び夜間における救急医療体制を確保するため、体系的な救急医療体制の整備を推進しています。
休日や夜間に第二次救急医療施設に患者が集中することなどにより、地域の中核的病院の医師が疲弊し、その結果、医師不足に拍車をかけ、救急医療体制に影響を与えることが懸念されます。
不要不急の休日・夜間の受診を控えるなど、医療機関への適正受診にご協力をお願いします。
上手に医療機関にかかるにはどうしたらよいのでしょうか?(政府広報オンライン)
初期救急医療体制
初期救急医療体制は、外来診療で比較的軽症な患者を受け入れるための体制です。
16 の郡市医師会が「在宅当番医制」及び「休日当番医制」などを実施するとともに、7郡市医師会等が「夜間在宅当番医制」などを実施しています。
別府口腔保健センター(別府市歯科医師会)による「休日等歯科診療所」の運営のほか、他の圏域において休日等の「歯科在宅当番医制」を実施しています。
第二次救急医療体制
第二次救急医療体制は、初期救急医療施設や救急搬送機関との連携により、休日及び夜間における重症患者を受け入れるための体制です。
地域の実情に応じて、病院群輪番制病院(7医療圏 38 施設)及び共同利用型病院(3医療圏3施設)で実施しています。
その他、救急医療体制として、救急病院等を定める省令に基づき、県知事が認定した救急告示病院等があります。
第三次救急医療(救命救急センター)体制
第三次救急医療体制は、初期及び第二次救急医療施設等との連携のもと、脳卒中、急性心筋梗塞や、重症外傷等の複数の診療領域にわたる重篤患者に対し、高度な専門的医療を総合的に実施するための体制です。
本県の救命救急センターは、昭和 53 年度に指定した大分市医師会立アルメイダ病院、平成 20 年度に指定した大分大学医学部附属病院、大分県立病院及び国家公務員共済組合連合会新別府病院の4病院となっています。そのうち、大分大学医学部附属病院は、平成 25 年 10 月に高度救命救急センターに指定しました。
救急医療圏及び救急医療連携体制