本文
災害拠点精神科病院について
災害拠点精神科病院の指定について
災害発生時の精神科医療については、平成23年の東日本大震災や、平成28年の熊本地震で、被災した精神科病院から多数の患者搬送が行われましたが、精神科病院からの患者の受入れや精神症状の安定化等について、既存の「災害拠点病院」のみで対応することは困難であることが課題となりました。
こうした経験を踏まえ、災害時に精神科医療を提供する上で、中心的な役割を担う「災害拠点精神科病院」を各都道府県に1箇所以上指定することとされました。
この度、本県の災害拠点精神科病院を以下のとおり指定しましたので、お知らせします。
1 指定した病院
(1) 医療法人社団淵野会 渕野病院(大分市坂ノ市中央5丁目1番21号)
(2) 医療法人社団至誠会 帆秋病院(大分市大字大分4772番地2)
2 指定日
令和5年10月18日
3 災害拠点精神科病院の主な役割
(1)24時間緊急対応し、災害発生時に被災地内の精神科医療の必要な患者の受入れ及び搬出を行うこと
(2)被災地からの精神科医療の必要な患者の受入拠点となること
(3)災害派遣精神医療チーム(DPAT)を保有し、派遣すること
4 参考資料
大分県災害拠点精神科病院指定要綱
5 その他
DPAT(Disaster Psychiatric Assistance Team)とは
精神科医療や精神保健活動の支援を行う専門的なチームで、自然災害や航空機・列車事故、犯罪事件など大規模災害等の際に、被災地域において活動する専門的な研修・訓練を受けた災害派遣精神医療チームのこと。精神科医師、看護師、業務調整員等で構成される。