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帯状疱疹と帯状疱疹ワクチンについて

印刷ページの表示 ページ番号:0002230555 更新日:2023年7月7日更新

帯状疱疹と帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹とは?

 帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。

 主症状は、皮膚症状(水疱)が見られる2~3日前から痒みや痛みを感じるようになり、1週間程度経過すると発熱、頭痛や水疱の多発といった皮膚症状がみられることがあります。(通常はおよそ2~4週間で皮膚症状(水疱)がおさまります。)

 幼少期に水痘(みずぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが終生にわたり、体内の脊髄後根神経節(三叉神経節を含む知覚神経節)に潜伏感染し、加齢や免疫機能が低下した際などに再活性化して「帯状疱疹」を発症します。また、皮膚症状(水疱)が治った後も、長い間、痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。

 原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスに対しては、成人のおよそ9割以上の人が抗体を持っていることから、既にほとんどの人が感染していると考えられ、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあります。

 

予防と治療について

 予防としては、ストレスをためない健康的な生活習慣を保つことが大切です。特に食事のバランスに気をつけ、適度な運動と十分な睡眠をとるよう心がけましょう。さらに発症頻度が高くなる50歳以上の方については、ワクチンを接種することで、発症予防、重症化予防が期待できるとされています。

 帯状疱疹は外来で治療されることが多く、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬の早期投与が効果的といわれています。痛みや皮膚症状(水疱)が出現したときは、できるだけ早めに医療機関を受診をしましょう。

帯状疱疹ワクチンについて

 
種類 生ワクチン 不活化ワクチン

対象

50歳以上 50歳以上
接種回数 1回 2回
費用 1万円程度 4万円程度(2回分)
接種方法 皮下注射 筋肉注射
発症予防効果 69.8% 96.6%
持続性 5年程度 9年以上

(厚生労働省ワクチン分科会資料等より) 

※帯状疱疹ワクチンについては、現在2種類(生ワクチン・不活化ワクチン)の製品があり、それぞれ効果や接種対象などに違いがあるので、必ず医師にご相談ください。

任意接種における健康被害の救済措置について

 帯状疱疹ワクチンは任意予防接種であり、予防接種法に基づく予防接種ではないため、被接種者に健康被害が生じたときは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となる場合があります。

 ・独立行政法人医薬品医療機器総合機構・健康被害救済制度について