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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に注意しましょう
マダニによるSFTSに注意しましょう
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)ウイルスという病原体を保有したマダニに咬まれて起こる感染症です。SFTSを発症している動物との接触により感染することもあります。
マダニの活動が盛んになる春から秋にかけて報告されることが多いです。
マダニの活動が盛んになる春から秋にかけて報告されることが多いです。
県内におけるSFTSの発生状況
SFTSは、2013年3月4日から感染症法にもとづく感染症発生動向調査で4類感染症(全数把握対象疾患)に定められています。
・季節変動:毎年5月から10月に多く報告されています。
・年次推移:全国と同じく、2023年に多く報告されています。
なお、全国において2025年35週時点で149 人報告され、当県においても9月9日時点で13 人の届出があり、ともに過去最多を更新しています。
・年 齢:全国と同じ傾向があり、70歳代に多く報告されています。
・死亡者数:2013年1月1日から2023年12月31日までの人口動態統計において死因がSFTSとされている死亡者数は、全国187人、大分県7人となっています。
なお、図中の母数は2013年3月4日から2023年12月31日までの届出数を掲載しています。
・季節変動:毎年5月から10月に多く報告されています。
・年次推移:全国と同じく、2023年に多く報告されています。
なお、全国において2025年35週時点で149 人報告され、当県においても9月9日時点で13 人の届出があり、ともに過去最多を更新しています。
・年 齢:全国と同じ傾向があり、70歳代に多く報告されています。
・死亡者数:2013年1月1日から2023年12月31日までの人口動態統計において死因がSFTSとされている死亡者数は、全国187人、大分県7人となっています。
なお、図中の母数は2013年3月4日から2023年12月31日までの届出数を掲載しています。




症状と治療
マダニに咬まれた直後は自覚症状がなく、気付かないこともあります。
その後、6~14日間の潜伏期間を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔吐、下痢、腹痛等)、頭痛や筋肉痛などを伴って発症します。診断や治療が遅れると、意識障害や出血症状など重症化することもあり、命に関わることもあります。
その後、6~14日間の潜伏期間を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔吐、下痢、腹痛等)、頭痛や筋肉痛などを伴って発症します。診断や治療が遅れると、意識障害や出血症状など重症化することもあり、命に関わることもあります。
予防
マダニに咬まれないようにすることが重要です。
野山や畑、草むら等マダニが生息する場所に出かける時には、次のことに注意しましょう。
(1)素肌の露出を避けるため、長そで、長ズボン、長靴、手袋などを着用しましょう。
(2)上着を脱いで草むらに置いたり、腰をおろしたり、寝ころんだりしないようにしましょう。
(3)虫よけ剤を正しく使用しましょう。
(4)帰宅後は早めに風呂に入り、マダニに咬まれていないか確認し、必ず着替えをするようにしましょう。
(資料:国立感染症研究所昆虫医科学部から引用)
予防啓発ポスター

※大分県とアース製薬は包括連携協定を締結しています。