本文
日本紅斑熱に注意しましょう
日本紅斑熱は、野山に住むダニに刺されて起こる病気です
日本紅斑熱とはどんな病気ですか?
日本紅斑熱は、野山、畑、草むら等で、日本紅斑熱リケッチアという病原体を保有したマダニに刺されておこる病気です。
1 刺されてから2~8日頃(つつが虫病よりやや短い)から頭痛、全身倦怠感、高熱などを伴って発症します。
2 日本紅斑熱の臨床症状はつつが虫病と類似しており、発熱、発疹及び刺し口が主要三徴候であり、ほとんどの症例にみられます。
3 また、ダニの刺し口はつつが虫病に比べて小さく、数日で消失するものもあります。
4 高熱とほぼ同時に発疹が出現し、体幹部より四肢末梢部に比較的強く出現します。(つつが虫病では発疹が主に体幹部にみられます。)
5 この紅斑に痛みやかゆみはありません。
6 日本紅斑熱は適切な抗菌薬での治療を行わないと、DICを起こすなど重症化し、時には死に至る場合もあるので、早期発見・早期治療が重要です。
2 日本紅斑熱の臨床症状はつつが虫病と類似しており、発熱、発疹及び刺し口が主要三徴候であり、ほとんどの症例にみられます。
3 また、ダニの刺し口はつつが虫病に比べて小さく、数日で消失するものもあります。
4 高熱とほぼ同時に発疹が出現し、体幹部より四肢末梢部に比較的強く出現します。(つつが虫病では発疹が主に体幹部にみられます。)
5 この紅斑に痛みやかゆみはありません。
6 日本紅斑熱は適切な抗菌薬での治療を行わないと、DICを起こすなど重症化し、時には死に至る場合もあるので、早期発見・早期治療が重要です。
どんなときに感染するの?
山地での農作業での感染が主ですが、レジャー、森林作業、山菜採取や散歩でも感染することがあると考えられます。
日本紅斑熱は、全国的に春から秋の長い間注意が必要です。
日本紅斑熱は、全国的に春から秋の長い間注意が必要です。
予防するには?
日本紅斑熱の予防に利用可能なワクチンはなく、マダニの刺咬を防ぐことが重要ですので、野山や畑、草むら等に出かける時には、次のことに注意しましょう。
(1)山林や畑に立ち入る場合は素肌の露出を避けるため、長そで、長ズボン、長靴、手袋などを着用しましょう。
(2)上着を脱いで草むらに置いたり、腰をおろしたり、寝ころんだりしないようにしましょう。
(3)肌のでる部分には、人用の防虫スプレーを噴霧しましょう。
(4)作業終了帰宅後は、なるべく早めに風呂に入り、身体をよく洗い、皮膚に刺し口(トゲを刺した感じの箇所)がないか点検した上で、必ず着替えをするようにしましょう。
(5)1~2週間後に、風邪の様な発熱、赤い発疹などの症状が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。この場合、山林、草地、畑等に立ち入ったことを医師に話すことが必要です。
(1)山林や畑に立ち入る場合は素肌の露出を避けるため、長そで、長ズボン、長靴、手袋などを着用しましょう。
(2)上着を脱いで草むらに置いたり、腰をおろしたり、寝ころんだりしないようにしましょう。
(3)肌のでる部分には、人用の防虫スプレーを噴霧しましょう。
(4)作業終了帰宅後は、なるべく早めに風呂に入り、身体をよく洗い、皮膚に刺し口(トゲを刺した感じの箇所)がないか点検した上で、必ず着替えをするようにしましょう。
(5)1~2週間後に、風邪の様な発熱、赤い発疹などの症状が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。この場合、山林、草地、畑等に立ち入ったことを医師に話すことが必要です。