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麻しん(はしか)に注意しましょう!
麻しん(はしか)に注意しましょう!
麻しん(はしか)とは
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスが原因で発症する感染症です。感染力が極めて強く、空気感染、飛沫(くしゃみ等のしぶき)感染、接触感染など様々な感染経路によって感染します。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症します。
麻しんウイルスに感染した後、潜伏期10~12日を経て発症します。主な症状は次のとおりです。
(1)カタル期
38度前後の発熱、咳、鼻水、くしゃみ、目やに、結膜充血などがみられ、頬の粘膜に白い水疱(コプリック班)が出現します。乳幼児では、消化器症状として下痢、腹痛を伴うことがあります。
(2)発疹期
カタル期での発熱が一度下がった後、再び発熱(39~40度)し、特有の発疹が耳の後ろ、首、顔、体幹、上肢、下肢の順に広がります。
(3)回復期
発疹出現後、3~4日間続いた発熱も回復期に入ると下熱し、発疹も退色してきます。
(1)カタル期
38度前後の発熱、咳、鼻水、くしゃみ、目やに、結膜充血などがみられ、頬の粘膜に白い水疱(コプリック班)が出現します。乳幼児では、消化器症状として下痢、腹痛を伴うことがあります。
(2)発疹期
カタル期での発熱が一度下がった後、再び発熱(39~40度)し、特有の発疹が耳の後ろ、首、顔、体幹、上肢、下肢の順に広がります。
(3)回復期
発疹出現後、3~4日間続いた発熱も回復期に入ると下熱し、発疹も退色してきます。
また、麻しんは肺炎や脳炎を合併することがあり、死亡する割合は、麻しん患者1,000人に1人と言われています。
麻しん患者発生状況について
平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | *令和5年 | |
全国 | 35 | 165 | 186 | 279 | 744 | 10 | 6 | 6 | 28 |
大分県 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 |
*暫定値
予防について
麻しんは非常に感染力が強いため、手洗いやマスクのみでは予防できません。麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)により抗体を獲得することが最も有効な予防法です。
○予防接種法に基づく定期予防接種の対象の方は、無料で接種ができます。
詳しくは、お住まいの市町村へお問い合わせください。
・第1期:1歳児(生後12月から生後24月に至るまでの間にある方)
・第2期:小学校入学前の1年間(5歳以上7歳未満の方であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある方)
○定期予防接種の対象でない場合は、任意接種(有料)となります。
また、妊娠されている方は接種ができません。
○麻しんの罹患歴がなく、ワクチンを2回接種していない方は、予防接種を検討してください。特に、医療・教育関係者や海外渡航の予定がある方は予防接種の検討をお願いします。
○予防接種法に基づく定期予防接種の対象の方は、無料で接種ができます。
詳しくは、お住まいの市町村へお問い合わせください。
・第1期:1歳児(生後12月から生後24月に至るまでの間にある方)
・第2期:小学校入学前の1年間(5歳以上7歳未満の方であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある方)
○定期予防接種の対象でない場合は、任意接種(有料)となります。
また、妊娠されている方は接種ができません。
○麻しんの罹患歴がなく、ワクチンを2回接種していない方は、予防接種を検討してください。特に、医療・教育関係者や海外渡航の予定がある方は予防接種の検討をお願いします。
麻しんが疑われる場合の対応
海外からの帰国後などに麻しんが疑われる症状が出現した場合は、他人に感染させないよう、あらかじめ、医療機関に「麻しんかもしれない」ことを電話で連絡し、医療機関の指示に従って受診しましょう。