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そのせき、結核ではありませんか ?

印刷ページの表示 ページ番号:0000011269 更新日:2024年9月19日更新

9月24日~9月30日は結核・呼吸器感染症予防週間です。

「結核」は昔の病気だと思っていませんか?
かつて、“国民病”と恐れられた結核は、予防接種や薬剤の普及により患者数が激減し、昔の病気と思われがちです。
しかし、今でも全国で年間10,000人以上の方が新たに発病し、結核で亡くなる方は1,600人以上にのぼっています。
大分県でも令和5年には134人の方が新たに結核と診断されており、中でも65歳以上の高齢者が全体の7割以上と高い割合を占めています。
結核は現代の病気であり、日本で重大な「感染症」の一つなのです。

毎年9月24日~30日を「結核予防週間」としてきましたが、令和6年度から「結核・呼吸器感染症予防週間」とし、結核および呼吸器感染症に関する普及啓発を行うこととなりました。
呼吸器感染症が流行する秋冬前に、マスク着用を含む咳エチケット、手洗い、換気等の基本的感染対策や予防接種の重要性等、呼吸器感染症に関する知識の普及啓発を図ります。
この機会に結核・呼吸器感染症(インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、細菌感染など)に関心をもち、正しい知識を身につけましょう!

結核ってどんな病気?

結核とは、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。結核菌の混ざった痰がせきやくしゃみと一緒に空気中に飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことによってうつります。
ただし、結核に感染したからといって、必ず発病するわけではありません。10人が結核に感染した場合、発病するのは1人~2人です。通常は免疫機能が働いて、結核菌の増殖を抑えます。

<結核の初期症状>
 ◆2週間以上続くせき
 ◆長引くからだのだるさ
 ◆たん(血たん)がでる
 ◆微熱が続く

「風邪だと思っていたけど・・・」その思い込みが結核の発見を遅らせます。
結核は治療すれば治る病気です。気づかず治療が遅れると、重症になって治らないばかりか、周りの人に感染させる恐れがあります。
気になる症状がある時は早めに医療機関を受診しましょう!

結核から身を守るための三原則

その1 健康管理で結核を予防しましょう。

免疫力を高め、結核菌に負けないからだを作りましょう。日頃から「バランスのとれた食事」「睡眠」「適度な運動」を心がけ、免疫力を落とさないことが大切です。また、疲労が慢性化し、ストレスが続くと免疫力の低下を招きますので、疲労を避け、ストレスを解消する方法を見つけましょう!

その2 気になる症状がある時はすぐに医療機関を受診しましょう。

2週間以上せきが続いたり、からだのだるさ、体重減少、たんなどの症状がある時は、すぐに医療機関を受診しましょう。せきが出る時は、マスクをして周囲の人にうつさない心遣いも大切です。

その3 定期的に健診を受けましょう。

早期に発見し治療をすれば、症状も軽く、他人へ感染させる機会も減ります。定期的に健康診断を受け、胸部X線検査で結核の徴候がないかをチェックしましよう。
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