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ハンセン病に対する正しい理解を
✤ハンセン病とは✤
✤ハンセン病に対する正しい理解を✤
日本では、明治40年の「癩(らい)予防ニ関スル件」の制定、昭和6年の「癩予防法」の制定及び昭和28年の「らい予防法」の制定とそれに基づく隔離政策により、すべての患者が療養所に強制的に入所させられました。そして、患者とそのご家族の方々は、平成8年に「らい予防法」が廃止されるまでの長い間、大きな苦痛と苦難を強いられてきました。
また、人々の間にハンセン病は「感染力が強い病気」、「こわい病気」という誤解や偏見が広がり、患者やそのご家族の方々は、不当な差別や偏見を受けてきました。
現在、療養所に入所されているほとんどの方は病気が治癒していますが、ふるさとに帰りたくても帰る場所がなかったり、高齢や体調の悪化のため療養所を出て生活することができず、今も療養所で暮らしている方がいらっしゃいます。
ハンセン病について正しい知識を持ち、その知識を周囲に伝えることで、偏見や差別がなくなるようにしましょう。
◇ハンセン病パンフレット
このパンフレットは、厚生労働省が作成した中学生向けのパンフレットです。
ハンセン病の向こう側 [PDFファイル/3.03MB] (生徒用)
ハンセン病を正しく伝えるために [PDFファイル/6.61MB] (指導用)
◇ハンセン病に関する情報ページ(厚生労働省) (別ウインドウで開きます)
✤正しい知識の普及の取組み✤
◆国立療養所「菊池恵楓園」訪問研修
大分県では、ハンセン病に対する正しい知識の普及を目的として、毎年、国立療養所「菊池恵楓園」(熊本県)への
訪問研修を行っています。令和元年度は、県内の高校から3校の参加がありました。(令和元年7月20日実施)
《研修参加校》
・別府溝部学園高等学校
・大分県立大分南高等学校
・大分県立佐伯豊南高等学校
《研修の様子》
園長講話 旧監禁室
納骨堂 コンクリート塀
隔離門跡 社会交流会館:希望の鐘
◆人権啓発への取組
県では、毎年開催される「ヒューマンフェスタ」で、ハンセン病に関するパネルを掲示したり、パンフレットを配布し、県民のみなさんにハンセン病を正しく理解していただくための取組を行っています。(ヒューマンフェスタは人権・同和対策課が開催)
令和元年度は、大分市のガレリア竹町ドーム広場で開催されました。(ヒューマンフェスタ2019おおいた 令和元年11月30日実施)
《パネル展示の様子》