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4月8日以降の当面の対応について
4月1日に、週末を含む1週間、人混みへの不要不急の外出やイベントなどへの参加を自粛をお願いしてから概ね1週間が経過したことから、改めて県民の皆様へ、今後の対応について要請いたします。
修学、就職、転勤など人の移動が多い年度替わりの時期を過ぎたことから、国が示した基準に基づき、人混みへの不要不急の外出やイベントなどへの参加自粛についての記述を削除しましたが、引き続き、「喚起の悪い密閉空間」「多くの人の密集」「近距離での会話」の3つの条件が同時に重なる場所を避けるとともに、特に、自覚症状がなく感染の発見が難しい場合が多い若い方には、慎重な行動をとっていただきたいと考えています。また、効果的な予防策である入念な手洗いや咳エチケット等を徹底していただくとともに、発熱や風邪症状がある方は、無理をせず仕事や学校を休み、外出を控えていただきたいと思います。
併せて、海外渡航や感染拡大警戒地域(東京都、大阪府)への不要不急の移動を自粛するとともに、3月以降に、海外及び当該地域から帰県・転入した方は2週間不要不急の外出を自粛し、健康観察を行いながら、感染が疑われる場合には、最寄りの保健所に速やかに相談してください。
大分県内での新型コロナウイルス感染症患者数は32名と増加しているものの、その多くが大分医療センターに関連する患者であり、その他は東京や大阪、海外といった感染が流行している地域から持ち込まれている事例であることから、現状においては、感染経路を追えているものと判断しています。
そのような状況であることから、国が示した基準に沿って、4月8日から県立高校・中学校を再開することにいたしました。再開に際しては、感染リスクを下げる対策を講じることはもちろん、大分・別府・中津・臼杵・由布市及び日出町内の県立高校・中学校については、公共交通機関における通勤時間帯を避けるため、例えば大分駅など多くの人が密集する時間帯を避けて1時間程度の時差通学を実施するほか、地域の実情に応じて、再開時期の変更を柔軟に行います。県立特別支援学校については、児童生徒一人一人の障がいの状況に十分配慮しながら、4月8日から1週間程度を目処に準備が整った学校から再開することとします。県立学校の入学式については、感染防止措置を徹底し、必要最小限の出席者により実施することとし、来賓招待や在校生の出席は行わないようにお願いします。
なお、学校再開後、児童生徒または教職員の感染が判明した場合、国のガイドラインに沿って、当該児童生徒等の出席停止措置をとるとともに、必要に応じて、学校の一部または全部の臨時休業措置をとります。
市町村立の小中学校・義務教育学校及び私立学校についても、県立高校・中学校の対応を踏まえ、地域の実情に応じて適切に対応するよう要請するところです。