新型コロナウイルス感染症対策本部及び社会経済再活性化緊急推進本部合同会議からのお願い等

新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応について

令和４年８月２３日

大分県新型コロナウイルス感染症対策本部

大分県社会経済再活性化緊急推進本部

県内のBA.5による第７波の感染者は、先月から先週末までのわずか２か月弱で75,293名に上っています。これはこれまでの２年半にわたる全感染者数133,478名の56％を占めており、本県でもBA.5は、これまでにない大規模な流行となっています。県としても、第７波以降、病床数を46病院508床から49病院529床まで上積みするとともに、宿泊療養施設も８棟1,000室から11棟1,370室へと、これまでにない最大規模を確保しています。しかしながら、最近は高齢者を中心に中等症以上の感染者が増加し、病床使用率は50%を超える日が続いており、医療への影響が心配される水準にあります。医療の逼迫を回避するためには、何としても感染の拡大を食い止め、一日も早く収束への道筋をつけていく必要があります。県民の皆様にはご不便をおかけしますが、非常に厳しい状況にある医療機関を守るためにも、以下の取組について、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。

１．基本的な感染対策の徹底

こまめな換気、屋内でのマスク着用、手洗い、３密の回避といった基本的な感染対策の徹底をお願いします。特に、換気は極めて重要です。冷房を使用する時期ではありますが、30分に１回以上の換気をお願いします。

２．高齢者や基礎疾患のある方を守る

高齢者や基礎疾患のある方や、これらの方と日常的に接する方は、人混みなど感染リスクの高い場所への外出を控えてください。既に高齢者入所施設には、抗原検査キットを配布し、職員の方の定期的な検査をお願いしているところですが、それ以外の高齢者や基礎疾患のある方を守るために、是非よろしくお願いします。

３．ワクチン接種

４回目接種については、３回目接種から５か月以上が経過した60歳以上の方のうち、60%を超える方が既に接種を済ませています。医療機関や高齢者施設の従事者を含め４回目接種の対象となっている方は、職場や家庭で感染を拡げないためにも、速やかな接種をお願いします。また、３回目接種についても、若い世代では接種が伸び悩んでいます。県営接種センターでは、当日予約にも対応していますので、接種がお済みでない方は積極的に利用してください。

４．抗原検査キットの無料配布及び陽性者登録

感染者の急増により、診療・検査医療機関（いわゆる発熱外来）への受診者が増え、受診に時間を要する事態が生じています。発熱外来の逼迫を回避するため、県では、症状がある12歳以上40歳未満の方で基礎疾患等がなく重症化リスクの低い方を対象に、抗原検査キットを無料配布することとします。ウェブ申請による郵送と、お急ぎの方に対する一部の医療機関（別途、県ホームページで公表）による直接配布を、明8/24（水）から開始します。併せて、自己検査により陽性となった方が医療機関を受診することなく、保健所に発生届が提出される「陽性者登録センター」も明日から開設します。抗原検査キット無料配布の対象となる方は、こうした仕組みを利用していただき、高齢者や基礎疾患のある方、お子さんが速やかに医療機関を受診できるよう、ご協力よろしくお願いします。

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