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新型コロナウイルス感染症対策本部及び社会経済再活性化緊急推進本部合同会議からのお願い等
感染対策短期集中期間の取組等について(令和4年2月4日)
感染対策短期集中期間の取組等について
令和4年2月4日
大分県新型コロナウイルス感染症対策本部
大分県社会経済再活性化緊急推進本部
まん延防止等重点措置の指定から9日が経過しました。県民の皆様には外出をできる限り控えていただき、飲食店には営業時間の短縮を協力いただいていることもあり、会食を原因とした感染は大幅に減少するとともに、指定後は、会食によるクラスターは発生していません。この間、オミクロン株は感染力が強いため、少しでも症状が出たら、大切な人を守るためにも躊躇なく仕事や学校を休むようにお願いしています。しかしながら、オミクロン株は感染や発症のスピードが極めて早く、気づかずに出勤や登校をしてしまい、感染が拡大しています。本日の新規感染者数は500名と過去最多となり、人口10万人あたりの一週間の新規感染者数は15日連続で最多を更新している状況です。今年になってから71件のクラスターが発生し、特に学校で17件、保育所・児童クラブ等で22件と、子どもたちを中心に感染が急増しています。家庭を介した感染の連鎖により、高齢者施設にも10件のクラスターが発生しています。子どもや高齢者を守るためにも、この連鎖を一刻も早く断ち切り、まん延防止等重点措置を解除できるようにしなければなりません。このため、県民の皆様にお願いしてきたこれまでの取組は継続しつつ、さらなる対策の強化を図りたいと考えています。
1.基本的感染対策の徹底
オミクロン株の感染対策においても、常時の換気とマスクの適切な着用、密の回避など基本的な感染対策が重要です。これまで、県内で確認されたクラスターの多くは、マスクをしていても適切に着用できていない場面で発生しています。屋内では、布製やウレタン製のマスクではなく、感染防止効果の高い不織布マスクを使用し、着用に当たっては、ノーズワイヤーを「W」の形に曲げて、鼻にしっかりフィットさせ、隙間ができないようにしてください。鼻を出したりすると、感染防止効果がほとんど期待できませんので、注意をしてください。また、不織布マスクを正しく着用していても、50cm以内の近距離での会話では感染確率が約14%と報告されています。マスクを正しく着用した上で、1m以上の距離をとることで感染リスクをほぼゼロにすることができます。マスクの生活が2年間に及び、慣れもあるかと思いますが、改めて効果的なマスクの着用とフィジカルディスタンスの確保をお願いします。
2.感染対策短期集中期間の取組
来週、2/11~13と3連休があります。オミクロン株は感染から発症までが3日程度とされていることも踏まえ、県と市町村では、ともにこの3連休を「感染対策短期集中期間」として、県民の皆様には、感染リスクの高い人混みを避け、家族と過ごすことをお願いするとともに、以下の措置により感染拡大防止の取組をお願いします。子どもたちを守り、早期に日常の学校活動等を再開させるためにもご理解とご協力をお願いします。
(1)学校での対応について
小・中・高校は、部活動や課外活動等を含む教育活動を休止してください。放課後児童クラブは、できる限り利用の自粛をお願いします。
(2)幼児教育・保育施設での対応について
幼稚園や保育所等は、できる限り登園の自粛をお願いします。保護者の勤務先の事業者におかれても、子育て中の保護者が休めるように、特段の配慮をお願いします。
3.ワクチン
オミクロン株の感染予防と重症化予防には、何よりもワクチンの3回目接種が重要です。今回クラスターが発生した高齢者施設においても、3回目接種済みの入所者の症状は軽く、重症化予防の効果は明らかです。ワクチン接種は、ご自身はもとより、大切な方を守ることになります。現在、ファイザー社ワクチンに比べて、モデルナ社ワクチンは、比較的予約に空きがあり、早期の接種が可能です。異なるワクチンを打つ交互接種でも予防効果に違いはありません。県営ワクチン接種センターでは、来週、2/10~2/13の間、2回目接種から6か月経過した小中高の教職員、幼稚園、保育所等の職員の方向けに接種券なしで接種を行いますので、希望される方は、積極的な接種をお願いします。
折角の3連休ですが、この連休はどうぞ家族団らんを楽しんでください。また、連休中には、特にご家族の体調管理に注意し、発熱や喉の違和感、痛みなど体調に異変を感じた方は、連休明けも躊躇なく仕事や学校を休んでください。大変ご不便をおかけしますが、この流行を一日も早く収束させるために、どうかご理解・ご協力をよろしくお願いします。