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新型コロナウイルス感染症対策本部及び社会経済再活性化緊急推進本部合同会議からのお願い等
令和2年11月2日開催
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行対策について
令和2年11月2日
新型コロナウイルス感染症対策本部
社会経済再活性化緊急推進本部
新型コロナウイルスの感染状況については、全国的には、依然として首都圏等におけるクラスターの発生等もありますが、本県においては、10月16日以降、新規感染者は発生しておらず、国が示した感染状況評価では、最も切迫度が低い「ステージI」に留めることができています。
これは、感染拡大防止に向けた県民や事業者の皆様のご理解とご協力によるものであり、あらためて感謝申し上げます。また、現場の最前線で、強い使命感を持って業務に従事していただいている医療関係者の皆様のご尽力に対しましても、心より御礼申し上げます。
間もなく季節性インフルエンザの流行期を迎えますが、ピーク時には1日あたり2千人以上の検査を要することが想定されます。
このため、離島やへき地なども含め、県内全域でインフルエンザと新型コロナ対策を同時に行うことができるよう、相談体制を整備するとともに、検査体制の充実を図り、かかりつけ医など身近な医療機関での診療体制を整えたところです。
他方、本県の社会経済は、厳しい状況が続いているものの、人と人との交流や移動の再開等により、持ち直しの動きが全国よりも速く見られます。
観光分野では、県が実施した宿泊割引やGo To トラベル等により、9月の国内宿泊客数は、約7割を超えるところまで戻ってきています。
ものづくりの分野でも、9月補正予算で追加した「ものづくり中小企業コロナ危機再興支援事業」の第2次公募も想定を大幅に上回る申請があるなど、企業の投資意欲も高まりを見せているところです。
こうした経済再活性化の動きを前進させていくためにも、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行対策の充実が欠かせません。このため、次のとおり取組を進めてまいりますので、県民の皆様には、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
1.診療・検査体制について 【資料1】
・国が確保を進めている迅速診断キットに加え、県として、抗原定量検査やPCR検査の体制も充実させることにより、新型コロナウイルスの十分な検査能力を確保することとしています。
・その上で、県民の皆様が安心して診療を受けることができるよう、県内の医療機関のご協力をいただきながら、インフルエンザと新型コロナの両方を診療可能な医療機関(かかりつけ医など身近な医療機関)を470か所まで確保しました。
・へき地や離島においても、へき地診療所をはじめ、最寄りの医療機関で診療が可能な体制を整備しています。
・医療機関では、迅速診断キットによる検査を行い、万が一コロナ陽性と判定された場合は、速やかにPCR検査による確定診断を別途行います。その結果が出るまでの間は、自宅で待機していただきます。
・PCR検査により新型コロナウイルスの感染が確定した場合は、最寄りの入院協力医療機関に入院していただきます。なお、CT検査で肺炎が見られず、基礎疾患もない場合等は、医師の判断により最短1日で宿泊療養施設へ移っていただくことになります。
【資料1】
2.県民の皆様へのお願い
(1)発熱時の受診方法 【資料2】
・発熱や風邪などの症状のある方は、無理をせず、仕事や学校をお休みいただき、「かかりつけ医など身近な医療機関」に電話で相談のうえ受診してください。かかりつけ医等が対応できない場合には、近隣の対応可能な医療機関を紹介していただくことにしています。
・診療可能な医療機関名は、患者が集中するなど混乱が懸念されるため、公表を控えさせていただきます。このため、かかりつけ医がいない等どこに相談するか迷う場合や、かかりつけ医等の診療時間外は、11月9日に開設する「受診相談センター」(097-506-2755:受付時間9:00~21:00)に電話で相談してください。センターから近隣の対応可能な医療機関を紹介します。なお、当センターは、例年インフルエンザの流行が始まる11月下旬に備え、11月16日からは24時間対応で相談を受け付けることとしています。
(2)基本的な感染予防対策の徹底
・引き続き、入念な手洗いや咳エチケット、マスクの着用をはじめ、フィジカルディスタンスの確保や3密の回避など、新しい生活様式の徹底をお願いします。
・また、接触確認アプリ(COCOA)についても、可能な限りインストールしていただくことを併せてお願いします。
【資料2】