本文
大分県地域福祉基本計画
1 計画の趣旨
本県では、平成17(2005)年に「大分県県民福祉計画」、平成27(2015)年・令和2(2020)年に「大分県地域福祉基本計画」を作成し、広域的な見地から地域福祉の取組を進めるとともに、市町村における地域福祉の取組を支援してきました。
しかしながら、人口減少や少子高齢化の進行、世帯構造の変化等により、家族や地域の支え合い機能が低下している中で、支援を要するひとり暮らし高齢者や認知症高齢者、子育て世帯等が増加していることから、これまで以上に、地域住民同士が、共に支え合う体制づくりが求められています。
併せて、児童虐待やひきこもり等とともに、いわゆる「ダブルケア」、「ヤングケアラー」、「8050問題」など、個人や世帯の抱える課題も複雑化・複合化し、縦割りの支援制度では対応困難な事例も増加していることから、そうした課題を抱える方を包括的に支援する体制の整備も進めていかなければなりません。
今回新たに策定する計画は、こうした社会情勢の変化を踏まえ、支え合い機能の強化や包括的支援体制の整備などの取組を進め、誰もが安心して暮らせる地域づくりに向けた施策展開を図るものです。
2 計画の位置付け
本計画は、広域的な見地から市町村の地域福祉を推進するための社会福祉法に基づく「都道府県地域福祉支援計画」、本県の長期総合計画「安心・元気・未来創造ビジョン2024~新しいおおいたの共創」における地域福祉部門の計画、及び「ユニバーサルデザイン思想」の普及を進めていくうえでの基本指針として位置づけるものです。
福祉における分野ごとの計画である「おおいた高齢者いきいきプラン」や「大分県障がい者計画」、「大分こどもまんなかプラン」などとの関係においては、各分野の施策を推進するにあたって、共通して取り組む事項について、本計画で考え方を示すものです。
3 計画期間
本計画は、令和7(2025)年度から令和11(2029)年度までの5か年を計画期間としています。
4 基本理念
誰もが共に支え合い、一人ひとりが生きがいや役割を持って暮らすことのできる地域共生社会の実現
<趣旨>
基本理念の趣旨は、少子高齢化に伴う人口減少や世帯構造の変化等により、地域における関係性が希薄化し、家族や地域の支え合い機能が低下する中で、誰もが共につながり支え合い、役割と生きがいを持って暮らすことのできる地域共生社会を目指すものです。
5 基本方針
基本理念の実現には、支える側と支えられる側という関係を越えて、住民や多様な主体が自ら参画し、地域の課題解決に取り組む必要があります。また、個人や世帯の抱える課題が複雑化・複合化する中で、属性や世代を問わない相談支援体制の整備が必要です。
そのため、本計画では「共に支え合う地域づくり」、「多機関が協働した相談支援体制の整備」、「社会とのつながりづくり」の3つを基本方針として定め、市町村や関係機関と連携して施策の推進を図ります。
6 ダウンロード
(1)大分県地域福祉基本計画
ア 概要版ダウンロード
・ 地域福祉基本計画(概要) [PDFファイル/353KB]
イ 全体版ダウンロード
・ 地域福祉基本計画(本文) [PDFファイル/3.55MB]
関連リンク(市町村の地域福祉計画及び県社会福祉協議会の計画)
市町村計画
市町村名 |
計画名 |
計画策定(改定)年度 |
大分市 |
2024 |
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別府市 |
2018 |
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中津市 |
2022 |
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日田市 |
2020 |
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佐伯市 |
2019 |
|
臼杵市 |
2022 |
|
津久見市 |
2024 |
|
竹田市 |
2022 |
|
豊後高田市 |
2023 |
|
杵築市 |
2024 |
|
宇佐市 |
2020 |
|
豊後大野市 |
2022 |
|
由布市 |
2023 |
|
国東市 |
2023 |
|
姫島村 |
姫島村地域福祉計画 |
2005 |
日出町 |
2024 |
|
九重町 |
九重町地域福祉計画 |
2022 |
玖珠町 |
2023 |
大分県社会福祉協議会計画
計画名 |
計画策定年度 |
(だいふくプラン2022) |
2022 |