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豊肥振興局農林基盤部の主な農業農村整備事業の紹介
豊肥振興局農林基盤部の農業農村整備事業
竹田市の耕地面積は6,720haで、その内訳は水田4,610ha、畑2,110ha(普通畑、牧草地、樹園地)となっており、県全体の11.9%を占めています。
豊かで活力ある農業・農村の実現のため、生産基盤と生活環境の一体的整備を進める必要があり、竹田市・土地改良区・農家等と連携しながら農業農村整備事業を実施しています。
事業の実施状況
水田の区画整理
中山間地域総合整備事業 竹田南部地区 (門田工区) 平成28年度竣工
経営体育成基盤整備事業 久住地区 (道園工区) 平成29年度竣工
低コスト生産体制の確立に向けて水田の区画整理を推進し、耕作放棄地の解消・発生防止とともに担い手への農地の利用集積を図っています。
水路の整備
基幹水利施設ストックマネジメント事業 豊肥2期地区 (岡本工区) 平成26年度竣工
施設の長寿命化、ライフサイクルコストの低減、管理の省力化を進めるために農業用水路の補修・改修を行っています。
農道の整備
中山間地域総合整備事業 竹田南部地区 (蔵内工区) 平成28年度竣工
農産物輸送の合理化と農村環境の改善を図っています。
飲雑用水施設の整備
中山間地域総合整備事業 竹田南部地区 (小平田工区) 平成25年度竣工
農村地域住民の飲用水や畑作酪農の管理用水など広範囲に使用することができる良質な用水を供給する施設を整備しています。
広報活動(平成28年度)
竹田市片ヶ瀬で行われた献穀斎田御田植式(けんこくさいでんおたうえしき) 竹田市で行われた土地改良施設愛護活動
(生態系に配慮し整備された水路の草刈状況)
歴史的農業水利施設
白水ため池(通称白水ダム)
「日本一美しいダム」といわれる白水ため池は、竹田市・豊後大野市で大野川と緒方川の間の台地を潤す富士緒井路の水源として、大野川の上流に昭和13年に建設された農業用貯水池です。平成11年5月13日に国指定重要文化財に指定されました。
なだらかな曲線を描く堰堤(えんてい)は石を積み上げて作られており、堰堤を流れ落ちる水は白い泡となり、まるで白いカーテンの様なすばらしい機能美を見せてくれます。また右岸の武者返しや左岸の階段状のデザインも美しく、私たちを楽しませてくれます。
円形分水
音無井路の分水施設として昭和9年に完成しました。(昭和60年 原型通り改修)
水不足が度々発生し、水争いが頻繁に起きていたため、水を公平に分配するために作られた施設です。円形分水の中心から水が噴き上がるようになっており、外輪部に水が流れ落ちます。輪の部分は3つに区切られており、その面積比によって各水路へ分配される水量を決定する仕組みになっています。