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農村整備班

印刷ページの表示 ページ番号:0000245746 更新日:2022年9月13日更新

地域の概要

 当地域は、佐伯を中心都市として、リアス式海岸に沿った海岸部(上浦、鶴見、米水津、蒲江)と背後地に広がる山間部(弥生、本匠、宇目、直川)より構成されており、きわめて複雑な地形をなしています。
 そのため、管内の耕地は内陸部の河川に沿って細長く位置する田畑と、海岸線に沿った急峻な地形に位置する階段状樹園地からなっており、耕地面積は2,040haで耕地率は約2%と非常に低いものとなっています。
 農業農村整備事業は、このような特性を十分に考慮した農業の振興を図るべく、農地の集積や大区画化により営農の効率化や有効活用を図る経営体育成基盤整備事業、農村地域の生産基盤と生活環境基盤の整備を図る総合整備事業や老朽化し機能の低下した農業用施設の更新・機能向上を行う農業水利施設保全合理化事業等を進めています。

管内で実施している事業

経営体育成基盤整備事業(機構関連型)

「米水津地区」
市町村名  佐伯市米水津大字色利浦
受益面積  9.0ha
工  期  R元~R4
整備工種  区画整理      9.0ha
      用水路工(管水路) 2.5km
      侵入防止柵     5.1km
◇地区の概要
 本地区は佐伯市南部の米水津湾内陸に位置する中山間地域であり、ミカン等の柑橘類を主要作物とした樹園地地帯であったが、近年『農業者の高齢化により農業の継続が困難なこと』、『小区画の樹園地で農作業が非効率であること』、『管水路の老朽化により水管理に支障を来していること』、『獣害被害が著しいこと』などが原因で荒廃樹園地となっていました。

◇事業目的及び効果
 本事業により、レモン栽培に必要な樹園地整備(区画整理、管水路整備、獣害侵入防止柵整備)が行われるとともに、農地中間管理機構を活用した樹園地の賃借が円滑に行われたことで、新たにレモンを栽培する企業が営農するようになり、色利浦地域の持続可能な農業が実現されました。
 今後は、新しい国産レモンの産地化を目指し、県・市・JA等が連携して推進していきます。

基盤整備施工状況

施工中

基盤整備施工状況

施工中

基盤整備後

基盤整備後

レモン苗植栽状況

植栽中

経営体育成基盤整備事業(畑地帯担い手育成型)

「蒲江地区」
市町村名  佐伯市蒲江大字畑野浦
受益面積  6.5ha
工  期  R2~R5
整備工種  区画整理      6.5ha
      用水路工(管水路) 2.6km
      侵入防止柵     5.7km

◇地区の概要
 本地区は佐伯市南部の沿岸地域であり、山地斜面や谷間の平野部などで農業が展開されていました。
 しかしながら、近年『農業者の高齢化により農業の継続が困難なこと』、『小区画の農地で農作業が非効率であること』、『水路の老朽化により水管理に支障を来していること』、『獣害被害が著しいこと』などが原因で荒廃地となっていました。

◇事業目的及び効果
 本事業により、レモン栽培に必要な樹園地整備(区画整理、管水路整備、獣害侵入防止柵整備)が行われるとともに、農地中間管理機構を活用した農地の賃借が円滑に行われたことで、新たにレモンを栽培する企業が営農するようになり、畑野浦地域の持続可能な農業が実現されました。
 今後は、新しい国産レモンの産地化を目指し、県・市・JA等が連携して推進していきます。

基盤整備前

施工前

基盤整備後

施工後

施工状況

施工中

レモン苗植栽後

植栽状況

農村振興総合整備事業

「佐伯南部地区」
市町村名 :佐伯市
受益面積 :105.9ha
工  期 :H27~R6
計画事業量:用排水   6地区 L=1,667m
      農 道  12地区 L=6,240m
      集落排水  1地区 L= 245m

◇地区の概要
 旧佐伯市の農村地域を対象に、生産性の向上や農地の保全を図るため、生産基盤の整備(用排水路整備、農道整備)と生活環境の向上(集落排水整備)を図ります。

西野改修前

西野改修後

農業農村多面的機能支払事業

 多面的機能支払事業は、地域の共同活動を支援するものです。
 各活動組織は、農地法面の草刈りや水路の泥上げ、農道の維持管理と水路・農道の軽微な補修など、地域資源の質的向上に取り組んでいます。
 今後は、 事業主体である佐伯市と連携を密にして旧市町村単位における広域化を推進し、事務の負担軽減や経費の節減と取組面積の拡大を図ります。

多面的1

多面的2