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東部振興局水産班より ホットな情報をお届けします!
東部振興局水産班より ホットな情報をお届けします
【6月16日 東国東地区にて、減災研修を開催】
東国東地区の大分県漁協各支店、国東市、姫島村、大分県東部振興局で構成される「東国東水産振興協議会」は、
沿岸部に暮らす漁業者等を対象に、南海トラフ地震などの災害に備えた減災意識の向上と定着を目的として、減災研修会を開催しました。
本研修会では、大分大学減災・復興デザイン教育研究センターの先生方を講師としてお招きし、地震発生後にどのような行動をとるべきか、日ごろの備え等について学びました。
研修は令和7年6月14日に、安岐と武蔵地区および、国東と富来地区の漁業地区単位で実施しました。なお、国見地区については6月21日に、姫島地区については令和8年2月に研修会の開催を予定しています。

【6月5日 養殖ひじきの収穫が始まりました】
国東市内3か所および別府市内1か所でヒジキの養殖を行っており、当管内は県内一の産地となっています。昨年11月に、天然ヒジキの種苗(主枝長約15cm)をロープに差し込み養殖を開始しました。
6月に入り、各地で収穫作業が本格化しています。6月5日には武蔵地区の養殖現場を訪問しました。ヒジキの茎部分は太く、主枝長は最大で1メートルを超えていました。今年の生産量は昨年の1.5~2倍程度と見込まれており、作業にあたっていた12名の漁業者も期待を込めて笑顔を見せていました。
なお、昨年度の当管内の生産量は乾燥重量で5.1トン、総生産額は957万円でした。
6月に入り、各地で収穫作業が本格化しています。6月5日には武蔵地区の養殖現場を訪問しました。ヒジキの茎部分は太く、主枝長は最大で1メートルを超えていました。今年の生産量は昨年の1.5~2倍程度と見込まれており、作業にあたっていた12名の漁業者も期待を込めて笑顔を見せていました。
なお、昨年度の当管内の生産量は乾燥重量で5.1トン、総生産額は957万円でした。


【6月4日 日出町 ナマコの種苗生産が始まりました】
柔らかく上質なことで知られている日出町産ナマコは、かって県内外の市場でも高い評価を受けていました。昭和60年には漁獲量が341トンを超えるなど、地域の重要な水産資源でした。しかし、近年では資源の減少が深刻で、令和4年の漁獲量は21トンと、最盛期と比較して約93%の減少となっています。このような状況を受け、日出町では地元漁業者の強い要望に応えるかたちで、4年前よりナマコの種苗生産に取り組んでいます。本年も、5月22日に初回生産を開始しました。今回は、雌1尾(720g)と雄1尾(450g)を用いて、約150万粒の受精卵を採取しました。ナマコの受精卵は翌日には嚢胚(のうはい)期に入り、泳ぎ始めて浮遊生活を開始します。なお、発生の過程は以下のとおりです:アウリクラリア幼生期(日齢3~11日)→ドリオラリア幼生期(日齢12~13日)→ペンタクチュラ幼生期(日齢14日)このように変態を経て、約2週間後には体長300~400μmの稚ナマコへと成長します。昨年度は、750万粒の受精卵を採取し、最終的に平均体長24mmに成長したナマコ約3,500尾を町内沿岸部に放流しました。日出町では今後もナマコ資源の回復と持続可能な漁業の実現に向けて、引き続き種苗生産および放流事業を推進します。
(写真:日出町より提供)
(写真:日出町より提供)

【5月19日 マコガレイ中間育成開始】
城下カレイは、日出町で漁獲されるマコガレイですが、近年その漁獲量が激減していることから、人工種苗の放流によって資源の回復を図る取り組みが行われています。
本年度も、大分県漁業公社国東事業場で生産されたマコガレイの稚魚(52,000尾)を日出町の中間育成施設に受け入れ、全長5cm程度になるまで、8基の水槽で約2か月間育成した後、別府湾沿岸の4か所(大分市~杵築市)に放流する予定です。
第1回目の受け入れが5月15日に行われ、全長30mmの稚魚1万尾と40mmの稚魚2,700尾が、3基の水槽に分けて収容されました。
なお、近年、緑色光を照射すると魚の成長が促進されるという研究成果が報告されており、この技術を応用する形で、本年度から緑色の発光ダイオード(LED)ライトを水槽に導入して飼育します。
本年度も、大分県漁業公社国東事業場で生産されたマコガレイの稚魚(52,000尾)を日出町の中間育成施設に受け入れ、全長5cm程度になるまで、8基の水槽で約2か月間育成した後、別府湾沿岸の4か所(大分市~杵築市)に放流する予定です。
第1回目の受け入れが5月15日に行われ、全長30mmの稚魚1万尾と40mmの稚魚2,700尾が、3基の水槽に分けて収容されました。
なお、近年、緑色光を照射すると魚の成長が促進されるという研究成果が報告されており、この技術を応用する形で、本年度から緑色の発光ダイオード(LED)ライトを水槽に導入して飼育します。

