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東部振興局水産班より ホットな情報をお届けします!

印刷ページの表示 ページ番号:0002298832 更新日:2025年12月3日更新

東部振興局水産班より ホットな情報をお届けします

【12月3日 『アマモ場』の再生に取り組んでいます】

 アマモは、海に生える海草で、花を咲かせて種をつくる多年生の種子植物です。別府湾の静穏な海域にアマモが群落を形成し、ヨコエビ等の水生生物の生息場となるほか、幼稚魚の隠れ場・餌場さらにイカ類の産卵場として重要な役割を果たしています。また、海水中の栄養塩を吸収し酸素の放出や水質浄化にも寄与しています。しかし近年、温暖化の影響や魚の食害により、アマモ場は減少傾向にあります。このため、県漁協日出支店と日出町では、平成20年からアマモ場再生に向けた増殖活動を継続して実施しております。今年も、5~6月に日出町地先でアマモの花枝を採集し、7月29日に成熟した種を選別、12月2日に日出町地先に種まきを行いました。今年は、別府市餅ケ浜地先および姫島村北浦地先でも同様の取り組みを進めております。
アマモ玉
作業中

【12月1日 竹田津地先でカキ養殖に挑戦】

今、漁船漁業の漁獲量が減少し危機的な状況におかれています。
そこで、若い漁業者が魅力を感じられる取組として、マガキ養殖に挑戦し、所得向上をめざした実証試験を国見地区の漁業者6名が11月27日から始めました。
水産研究部北部水産グループの支援を得て、日齢233のシングルシード稚貝(稚貝が1つ1つバラバラな状態)5,162個(殻長12~22mm)を、養殖カゴ8個に収容し、15mの養殖ロープに設置しました。
当局では、今後、成長や身入りの状況等を調査し、漁業者の取組を後押しします。

カキ養殖
カキ養殖2

【11月28日 今年もヒジキ養殖が始まりました】

11月27日から、ヒジキ養殖に向けた作業がスタートしました。

養殖ロープに、主枝長20cmほどに育った天然ヒジキを差し込む作業で、当管内では4地区(富来、国東、安岐、別府)が養殖を行います。

本日は国東地区の生産者8名が作業に取り組み、午後には差し込みを終えた養殖ロープを「べた流し」で国東地先の養殖セットに張り渡しました。

当地区の養殖規模は、養殖ロープ50m×80本ののべ4,000mになります。当局では、収穫量向上などの技術支援を行ってまいります。

ヒジキ糸通しの様子

【11月26日 次代を担う子供たちへの海づくり教室 開催】

昨年開催された全国豊かな海づくり大会を契機に、県民の皆様の水産物への関心が高まってます。この機運をさらに広げ、次世代への継承を目的とした『海づくり教室』を県内の小中学校で開催しています。

当管内でも別府市立上人小学校など5校で実施しました。

11月21日には、日出町立豊岡小学校5年生54人を対象に、県漁協日出支店の中山運営委員長を講師としていお招きし、つくり育てる漁業や別府湾の環境保全の重要性を伝えました。

熱心な語りに、生徒たちも興味津々で参加しました。

生徒たちからは「漁師さんはどれくらい収入があるの?」「漁は何時~何時まで行っているの?」といった質問が寄せられました。

今後も、こうした取り組みを通じて次世代に海の大切さを伝え、持続可能な漁業や環境保護の意識を少しでも育んでいければと考えています。

講座教師の様子

【11月20日 国東さわら白の販売促進イベント開催】

11月19日、トキハわさだタウン内にある大分県漁協直売店『おさかなランドわさだ店』において、国東さわらの新ブランド【国東さわら白】の販売促進イベントを開催しました。

国東さわらは、県外市場で高い評価を頂いておりますが、今回のイベントでは県内のお客様にもその魅力を直接感じて頂きたく企画しました。多くの方々に国東さわらの贅沢な味わいを知って頂けることを願ってます。

イベントの様子
陳列台

【11月18日 国東おだやか博で、カキ養殖現場体験と試食】

10月~12月20日まで、国東市内で、良いもの、ことに、ふれていただく「国東おだやか博」が開催中で、27のプログラムが実施されています。

11月15日には『国東で大切に育てられる牡蠣”くにさきオイスター”の生産現場ツアーと試食体験』が行われました。9名の参加者が養殖場を視察した後、カキの試食を楽しみました。生産者だから知る牡蠣の楽しみ方等の説明もあり、参加者はその魅力を深く知ることができました。

おだやか
海上の様子

【11月12日 くにさきオイスターフェア 2025 開幕】

 国東の豊かな海で、牡蠣職人の手によって丁寧に育てられた『くにさきオイスター黒帯がき』が、いよいよ旬を迎えました。上質な味わいを誇る牡蠣を、国東市内の11の飲食店でご堪能できる絶好のチャンスです。
【特別な期間限定メニュー】
 11月15日(土)~翌年1月31日(土)までの期間、参加飲食店では、それぞれのシェフの感性と技が光る牡蠣メニューをお届けします。この冬、一度は味わいたい『冬のごちそう』を、ぜひ国東の地でお楽しみください。
【冬の美味しい体験が待ってます】
 この季節限定で初開催のフェアで、地元の海の恵みを存分に味わって、温かいひとときをお過ごしください。
カキ
日程

【11月11日 杵築高校生が守江湾のアサリ復活に向けた提言を考える】

 杵築高校2年生が、総合的探究学習の一環として、座学とフィルドワークを通じて杵築市の一次産業の活性化につなが企画案を考える授業がありました。
 10月22日および11月5日には、8名の生徒が『守江湾アサリ復活プロジェクトの未来』について座学を行い、杵築市農林水産課の職員が講師として課題整理をサポートしました。さらに、11月3日には県漁協杵築支店アサリ部会長らと共に干潟で実際の作業を体験しました。生徒たちは、かぶせ網の外と内側のアサリ生息調査や、袋網を用いた天然アサリ稚貝の保護育成試験区の袋網の交換作業を行いました。現場での学びをもとに、生徒たちはバリューチェーン分析を行っており、県漁協では、アサリ復活に向けた新しい価値の創造や具体的な提言が生まれることを期待しています。
浅瀬のアサリ保護中
アサリ袋網の交換作業