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大分県の特産品(ゆず)

印刷ページの表示 ページ番号:0000250618 更新日:2012年2月29日更新

大分県の特産品
ゆず

1.いつから生産され始めたの?

「昔から家庭用に植えられていたんだよ。」

    ゆずは、昔から庭や畑に植えられ、家庭用に使われていましたが、大分県でたくさん作られるようになったのは、宇佐郡院内町(今の宇佐市院内町)、日田郡(今の日田市)などで、1970年頃からです。それから15年ほどの間に面積が大きくなり1988年頃にピークを迎えましたが、その後高齢化などによって、少しずつ減っていきました。しかし最近は、ゆずの香りや味、いろいろなことに使える便利さが注目され、植えつける人が増えてきています。

2.生産量や生産額などはどのくらい?

「県内では873t、2億8千万円が生産されているんだ。」

    大分県の生産量は873t、生産額は2億8千万円、面積は102haです。

3.どこで生産されているの?

「大分県のゆず生産量は全国4位!」

  生産量の全国ベスト5は、1位 高知県(7290.5t)、2位 徳島県(2962.5t)、3位愛媛県(1258.6t)、4位大分県(873t)、5位宮崎県(849.9t)です。九州の中では大分県が生産量が1番、面積でも2番です。
   主な県内の産地は、宇佐市院内町、杵築市山香町、日田市などです。

全国生産量ベスト10
順位都道府県名生産量(トン)

高知県

7,290.5

徳島県

2,962.5

愛媛県

1,258.6

大分県

873.0

宮崎県

849.9

鹿児島県

475.4

和歌山県

266.3

山梨県

212.5

熊本県

178.0

10

福岡県

168.8

4.どうやって生産されているの?

「ゆずはみかんやカボスなどと同じカンキツ類なんだ。苗をうえてから実がなるまでに3~5年かかるんだよ。」

  ゆずはみかんやカボスなどと同じカンキツ類で、苗をうえてから実がなるまでに3~5年かかります。大きくなったゆずは5月頃に白くてかわいい花を咲かせます。
   土にふくまれる水や栄養をたくさん吸収し、太陽の光をたくさんあびて、ゆずはどんどん大きくなります。
   ゆずの木には、大きなトゲがたくさんあって、収穫はとても大変です。ぶあつい皮でできた、長い手袋をはめて、収穫の作業をします。
   収穫期は、9月から12月ごろまで。はじめの頃はまだ青いですが、もうじゅうぶんに香りがあるので、ゆずこしょうなど、薬味用として使われます。冬になってくると、真っ黄色に熟してきます。熟すと果汁がいっぱい出てくるようになるので、11月~12月に一番多く収穫されます。

(写真)ゆずの木
(写真)ゆずの木

5.おいしい食べ方は?

「たくさんの加工品で楽しんでね。」

  ゆずは、捨てるところがないほど、いろいろなことに使うことが出来ます。果汁は焼き魚や鍋物などに使うポン酢などに。皮は、そのまま煮物や和え物などの料理に入れたり、唐辛子と一緒にすりつぶしてゆずこしょうにしたりできます。砂糖と一緒に煮れば、マーマレードにもなります。12月23日ごろの、一年で一番昼が短くなる日を冬至(とうじ)といいますが、昔からこの日には、お風呂にゆずを丸ごと入れて入る風習があります。ゆず湯には、お肌をすべすべにする効果や、体をぽかぽかあたためる効果があります。

(写真)お店には、ゆずでできた商品がたくさん並んでいます。
(写真)お店には、ゆずでできた商品がたくさん並んでいます。

こんなこともあるよ

「ゆずこしょう」

  ゆずこしょうは、もともとは九州の特産品で、最近全国でとても人気がでていますが、最初にゆずこしょうが作られたのは大分県といわれています。
   ゆずこしょうの「こしょう」とは、お家の台所にある黒いこしょうではなく、トウガラシのことです。九州の一部の地域では、方言で、トウガラシのことを「こしょう」というので、このような名前でよばれているのです。
   ゆずこしょうは、昔は主に九州だけで使われていましたが、さまざまな料理にとても良く合うことが評判になり、最近では全国のお店で売られるようになりました。
   水炊きやもつ鍋、うどんや冷ややっこなど、いろんな料理にに少しいれると、ますますおいしく食べることが出来ます。ちょっと辛いですが、みなさんも試してみてくださいね。