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大分県の特産品(竹)

印刷ページの表示 ページ番号:0000251009 更新日:2012年3月6日更新

大分県の特産品竹
竹

1.いつから生産され始めたの?

「竹の栽培の歴史は古く、江戸時代中期には出荷されていたんだよ。」

   みんなのところにある主な竹は日本に古くからある「まだけ」と中国からタケノコを食べるために入れられた「もうそうちく」です。
   竹は昔から生活に欠かせない道具として身近な存在でした。現在はプラスチックなどの石油製品や値段の安い中国産が輸入されて日本全体の生産量も少なくなっています。
   大分県では「まだけ」の生産が古くから行われてきました。江戸時代中期には竹材の出荷が始まっており、現在は関西を中心に出荷しています。
   また、別府温泉で有名な竹細工も明治時代から始まっているそうです。

もうそうちく林
もうそうちく林

 

2.生産量や生産額などはどのくらい?

「『まだけ』の生産量は大分県が日本一!」

   2010年の生産量は、「まだけ」は大分県が日本で一番多く生産されています。また、「もうそうちく」は鹿児島県となっています。
   「たけのこ」の生産量では福岡県が日本一です。
生産量(2010年)大分県全国全国順位
 まだけ 89,400束

251,300束

1位

 もうそうちく

27,000束

703,000束

5位

 たけのこ

409トン

30,812トン

11位

※まだけ、もうそうちくは竹材として。たけのこは食用で、ほとんどがもうそうちくのたけのこです。

3.どこで生産されているの?

「県内のあちこちで栽培されている竹。みんなのお家の近くにもあるかな。」

 「まだけ」は、主に国東市や豊後高田市、別府市、豊後大野市、竹田市などで生産されています。
   「もうそうちく」は、臼杵市や大分市、日田市などです。
   「たけのこ」では、杵築市、豊後高田市、国東市などが多く生産されています。

4.どうやって生産するの?

「ここでは、加工販売の一例を紹介します。」

「まだけ」生産の一例(小径竹加工販売の場合)
   伐採は秋の終わりごろから冬の終わりまでに行い、竹林から束ねて運び出し、トラックで製竹所に持って行きます。製竹所では竹をサラシ(漂白)加工して白竹として販売されます。
   白竹は主に建築用、造園用として使われます。
「まだけ」生産の一例

5.どのように使われているの?

「強くて丈夫で軽いので建築や造園用に使われています。」

 「まだけ」は、「もうそうちく」よりも厚みが薄く節の間隔が広いのですが、強く丈夫で軽いのが特徴です。
   青竹は長さを揃えて乾燥させて、造園用の支柱などに使います。
   白竹は主に建築用、造園用としての用途があります。
   「もうそうちく」の大きなものは、海苔(のり)養殖(ようしょく)の支柱として使われたりします。
   京都の祇園祭の水ようかんの入れ物として大分の「まだけ」が使われています。
   別府では、竹細工も有名です。 

青竹
今も農家で使われている竹ざる、竹かご、箸やしゃもじ
今も農家で使われている竹ざる、竹かご、箸やしゃもじ

こんなこともあるよ

「ヤブになった竹林を伐採して、開催されるイベント」

竹楽

「さて、どっちがまだけ?もうそうちく?」

A.節の線が一本で、節の間隔が短いよ。
節の線が1本で、節の間隔が短いよ。

B.節の線が2本で、節の間隔が長いよ。
節の線が2本で、節の間隔が長いよ。

答え:A=もうそうちく B=まだけ