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大分県の特産品(カボス)
1.いつから生産され始めたの?
「一番古い樹は約200歳!」
臼杵市に残る言い伝えによると、江戸時代に宗源(そうげん)というお医者さんが京都から持ち帰った苗木を植えたのがはじまりとされていますが、現在も樹齢200年前後の古い木が数本生えています。
2.生産量や生産額などはどのくらい?
「全国の97%が大分県産なんだ。」
大分県の生産量は4,430t、生産額は13億円です。
これは全国で生産されるカボスの97%にあたります。
都道府県名 | 生産量(トン) |
---|---|
大分県 | 4,430 |
愛媛県 | 110 |
その他 | 30 |
合計 | 4,570 |
3.どこで生産されているの?
「臼杵市や竹田市が多いけど、みんなのおうちにも植えられているかも。」
県内では、臼杵市、竹田市、豊後大野市、国東市で多く生産されています。
4.どうやって生産されているの?
「花が咲いて実がなるまで約100日。」
カボスはみかんと同じカンキツ類で、苗をうえてから実がなるまでに3~5年かかります。カボスの花は5月に咲き、小さな実がなります。品質の良いカボスを育てるため、小さな実や傷のある実をつみ取る「摘果(てきか)」という作業を行います。
そして、土にふくまれる水や栄養をたくさん吸収し、太陽の光をたくさんあびて、カボスは大きくなります。そして、8月上旬頃から収穫します。
(写真)カボスの実
(写真)カボスの畑
5.おいしい食べ方は?
「カボスだけの酸っぱさと香りを味わって。」
カボスの酸っぱさや香りは、焼き魚や鍋物にとても良く合います。また、ジュースやお菓子に使ってもおいしく食べることが出来ます。お店では、カボスを使ったポン酢やジュースなども販売されています。
こんなこともあるよ
「ビタミンCやクエン酸で体を元気に♪」
カボスには、風邪の予防に効果があるビタミンCや、疲れた体を元気にするクエン酸という成分がたくさん含まれています。健康な体を作るのにとても役に立ちます。
カボスを全国の皆さんに知ってもらうために、農家の人と一緒にぼく(カボたん)もがんばっています。