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大分県の県鳥について
◆「めじろ」について | |
県の鳥獣保護事業の一つとして、昭和41年県民の鳥をひろく一般から公募することになりました。小・中・高等学校および、市町村を対象にアンケートを行い、その結果にもとづいて上位4種類(キジ・ヤマドリ・ウグイス・メジロ)のうちから、県鳥獣審議会の意見を聞いて、同年2月1日に、メジロを県民の鳥とすることに決定しました。 メジロは燕雀目、メジロ科のスズメよりずっと小さい草色のかわいらしい鳥で、目のまわりが白い輪になっています。 全国にごく普通にいる留鳥、ことに暖地の椿林などに群れてすんでいます。油虫や貝殻虫などのような細かい昆虫や卵を食べ、また枇杷や柿などの果物や花の蜜を吸います。体のわりに大きな、よい声で鳴き、繁殖期は5~7月、平地または山麓の林中で、低い樹の股に苔やくもの糸、馬毛などで碗形の小さい巣をかけます。卵は青白色で斑紋なく、一腹4~5個です。大分県のメジロは豊後メジロとして全国的に有名で、県内全域に生息しています。 |