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インタビュー ドローンサッカーの魅力を紹介!
インタビュー ドローンサッカーの魅力を紹介!
大分県立情報科学高等学校 ドローンサッカー愛好会
部長井優月(いいゆづき)さん(3年写真左)、坪根(つぼね)りささん(1年写真右)
今年5月、情報科学高校に国内の高校で初めてとなる「ドローンサッカー愛好会」が発足しました。
今回は、愛好会を引っ張る部長の井さんと坪根さんに、ドローンサッカーの魅力や今後の目標を伺いました。
Q ドローンサッカー愛好会への入部のきっかけは何ですか?
(井さん) 新しいことに挑戦したいと思ったからです。父の影響で小さい時からドローンで遊んでいたこともあり、その延長線上で新しくて楽しそうな活動ができると思ったからです。
(坪根さん) オリエンテーションで、きらきら光る球体が飛行するのを見て、興味を持ち入部しました。ドローンの授業を受けて楽しかったから入部したという部員もいます。
6月に行われた対外試合の様子
Q ドローンサッカーの魅力を教えてください
(井さん) ドローンサッカーは、スポーツとゲームが融合した面白い競技です。左右のレバーを別々に操作しながら飛ばすので、なかなか思ったとおりに飛ばせませんが、練習を重ねた分だけ技術が向上するので楽しいです。ただ操縦するだけではなく、ゲーム感覚で楽しみながら技術を高めていけるところも魅力だと思います。
(坪根さん) とにかく楽しいです。始まって2年ほどの最新戦略型スポーツなので、これができる人が上手いとか、この技はなんという名前だとか特に決まりがない自由な競技です。今後、競技人口が増えていけば、斬新なルールができていくかもしれません。そんな可能性があるのも魅力です。
「ドローンサッカー」とは…プラスチックフレームに覆われた専用ドローンボールを使った最新戦略型チームスポーツ。ドローンボールを空中に設置したリング状のゴールに入れ、その得点を競う競技です。指先が動けば操縦できるため、障がいのある方も楽しめるバリアフリースポーツとしても注目されています。
今後の目標を教えてください
(井さん) 愛好会としての目標は、11月の試合で1勝することです。3年生なので、1点でも多く点をとって、悔いが残らない試合にしたいです。個人としては、卒業後、ドローンサッカーの魅力を広め、競技人口を増やす活動に携わりたいと思っています。
(坪根さん) 今は愛好会という位置づけですが、私が3年生になる頃には、部活動にしたいと思っています。部活動として認めてもらえるよう、技術面でも、精神面でも成長し、ドローンサッカーをやってみたいという中学生が、この高校に入学してきてくれるよう頑張りたいと思います。将来は、ドローンサッカーを広めていけるような影響力のある人になりたいです。
ドローンサッカー愛好会の指導者 (株)オートバックスセブン 柳川詩帆(やながわ しほ)さん
大分県と(株)オートバックスセブンは、先端技術を使って地域課題を解決するための協定を結び、ICT人材の育成に取り組んでいます。ドローン愛好会の活動もその一環です。
空撮、点検など今後ドローンが使われる場面は多くなると思いますが、この愛好会で習得した操縦技術は必ず役に立ちます。ドローンサッカーで使用する機体は自動でホバリングするセンサーなどがついていないため、全て自分で操作しなければいけません。もし、空撮機を操縦していて、センサーが故障した場合でも、ドローンサッカーの経験があれば、どうしたら安全に操縦できるか考え、対処できるからです。
この愛好会の活動を通して、大分県のICT人材の育成に貢献していきたいです。
問 大分県教育委員会 高校教育課 電話097-506-5613