本文
県立美術館や県立総合文化センター、大分スポーツ公園などの県施設が大分市に集中していると思います。美術館の地方への出前開催や音楽芸術のアウトリーチ活動はありますが、大分市以外に住む県民に対して、大分市民に近い、文化やサービスなどの体験機会を提供すべきと考えます。
県が中心となって各自治体への文化、サービスのあり方を考えてほしいと思いますが、県ではどのようなことに取り組まれていますか。
県民の誰もが芸術文化に触れ、親しむ機会や、スポーツの楽しさや感動を味わうことができる機会を提供することは、県の芸術文化、スポーツ振興のために非常に大切なことです。
県では、県立総合文化センターや県立美術館における催しだけではなく、地域の小学校や公民館等に演奏家などを派遣するアウトリーチ活動や、県立美術館の所蔵品を各地域で展示する展覧会の開催など、県内各地に芸術を届ける取組にも力を入れています。
さらに、県内全域を舞台に開催される県民芸術文化祭への支援や、県内観光地等においてアートイベントを開催するなど、多くの県民が芸術文化を身近に体験できる機会の充実に努めています。
また、2019年に県内で5試合が開催されたラグビーワールドカップでは、国内外からの宿泊客が多かった別府市や遠距離である日田市から大分スポーツ公園までのシャトルバスを運行するなど、来客者の利便性を考慮した交通輸送を実施しました。
近年は、県内各地でプロスポーツチーム等の事前キャンプや合宿も積極的に受け入れており、県民がレベルの高いトップチームのプレーを間近で見る機会を数多く創出できるよう取り組んでいます。
なお、大規模なスポーツイベント等が多く開催される大分スポーツ公園については、来客者のアクセスの利便性が向上するような方策も検討しているところです。
企画振興部 芸術文化振興課
TEL:097-506-2056