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TSMCについて(令和6年6月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0002271592 更新日:2024年7月17日更新

ご提言の内容

 熊本県に工場を開設した半導体大手台湾企業「TSMC」は、大分県にも良い影響があると思います。半導体に必要な純水や電力、データセンターを作るときの空調など、関連事業などに積極的にアプローチしていく必要があると思いますが、県ではどのような取組をしていますか。

回答

 県では、TSMCの熊本進出をチャンスと捉え、半導体関連企業や大学などで構成される「大分県LSIクラスター形成推進会議」と共に、販路開拓や人材育成など様々な取組を行っています。
 販路開拓では、長年に渡り相互交流を重ねてきた台湾の半導体関連企業との商談会を令和6年4月に大分市で開催し、活発な情報交換や交流促進を図りました。また、9月には台湾会場での商談会も予定しています。
 人材育成では、平成17年度の推進会議の設立当初から続く半導体基礎講座のほか、技能レベルに応じたリスキリング研修を実施しています。さらに、令和5年度からは、企業の現役技術者が大学や高専で講師となり、半導体産業の魅力を直接、学生に伝える講座をスタートしました。学生からの満足度は高く、将来本県で活躍する人材の確保に繋がる取組として期待されています。台湾企業が求める製品等の品質、納期等のスピード、サイバーセキュリティ対策などはレベルが高いと言われていることから、そうしたニーズに対応できるような技術力向上についても、推進会議の枠組みの中で対応しているところです。
 企業誘致では、半導体をはじめとする本県の集積の強みを活かした誘致活動に力を入れるとともに、不足する産業用地対策では、工業用水や適地の確保に向けた調査を市町村等と連携して進めています。
 また、熊本と大分をつなぐ中九州横断道路も、産業や地域活性化のために重要な道路であり、隣県と協力して早期開通を国へ強く要望しています。
引き続き、TSMC進出の波及効果を呼び込むべく、本県の半導体産業の活性化に取り組んでいきます。

この回答に関する問い合わせ

商工観光労働部 工業振興課
TEL:097-506-3274


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