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全国的に水道管自体や水道管のネジがさびることなどにより、水道管の破裂や漏水が発生しています。
県内における水道管の老朽化対策や管理、修繕予算の取組はどうなっていますか。
水道事業は、原則市町村が行っています。水道管の老朽化について、敷設後40年以上経過した割合は、全国平均の22.1%に対し、大分県の平均は21.1%となっています。
県では平成30年度に県内水道の今後のあるべき姿を示す「大分県水道ビジョン」を策定し、水道の「安全」「強靱」「持続」に取り組んでいるところです。このうち、「水道管の老朽化対策」については、各市町村に将来にわたって水道事業を安定的に継続するための資産管理いわゆる「アセットマネジメント」の実施を求めています。
あわせて、県では、令和5年度に人工衛星を用いて県内全市町村の水道管の漏水状況を把握する事業を実施しました。これまで県内水道管路の総延長約9,500kmの全てが漏水調査の対象だったものが、今回の事業により全体の17%(約1,600km)にまで対象を絞り込むことができ、市町村による漏水調査の大幅な効率化につながっていくと考えています。
今後も先端技術なども活用しながら、市町村水道事業の基盤強化を図ることで、適切な施設管理を後押ししていきます。
大分県 生活環境部 環境保全課
TEL:097-506-3116