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文化財のレプリカ作成に対する助成について(令和2年1月回答)

印刷ページの表示 ページ番号:0012025713 更新日:2020年2月18日更新

ご提言の内容

 文化財保護の一環として、文化財のレプリカ作成に対する3Dプリンター経費の助成が必要だと思います。
 博物館では、文化財のレプリカを展示することにより、劣化や盗難を避けることができ、大学でも発掘品のレプリカがあれば立体的に構造を確認できると思います。
 このため、博物館や大学の3Dプリンター購入費用や、制作会社への外注費などを助成して欲しいと思います。

回答

 文化財の複製品(レプリカ)は、文化財を所有する神社仏閣や文化財を所蔵する博物館、研究機関等が、文化財の盗難・劣化防止、あるいは研究・教育活用などを目的に製作しています。
 本県においても、長期的・体系的な展示が可能となる等の理由から、県立歴史博物館では87点、県立埋蔵文化財センターでは10点の複製品(レプリカ)を製作・所有し、研究・展示資料として活用しています。中には、本県で出土した弥生時代の銅剣のように複製品(レプリカ)を、細部まで再現できる3Dプリンターと専門技術を有する九州国立博物館で製作し、現在、埋蔵文化財センターで常設展示しているものもあります。
 ご提案の博物館等における、3Dプリンター等を活用した複製品の製作については国の助成制度があり、所有者が適切に管理・活用しようとするための複製品(レプリカ)製作を含む事業計画が国に認められた場合には、補助を受けることが可能となっています。
 文化財所有者が、国の文化財補助メニューを活用しながら文化財の適切な管理と活用に向け取り組めるよう、今後とも支援していきます。

この回答に関する問い合わせ先

教育庁文化課


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