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地域やその周辺で、杉の伐採が進められている中、かなりの面積の山肌がむき出しになっていて、山腹崩壊が起こるのではないかと心配しています。また、伐採の跡には植林が施されると思いますが、山の管理ができない人によって放置されているようです。
伐採時は県に届出を行っているのでしょうか。また県や市町村としてどのように対策をされているのでしょうか。
戦後植林されたスギなど人工林の大半が利用期に達しており、木材の伐採など生産活動が活発となっているなか、県では、森林を適切に継承していくため、伐採に起因した災害等が発生しないよう指導するとともに、伐採後の植林(再造林)や天然更新を進めています。
伐採については、県で定める「地域森林計画」及び、市町村で定める「森林整備計画」において、1か所あたりの伐採面積の規模や、土砂の流出を防ぐ地形を考慮した木材搬出路の整備、伐採後の植林の方法などに関する留意事項を定め、市町村と連携し林業事業者を指導しています。
また、森林の伐採を行う場合には森林法に基づき県や市町村へ届出等を行うこととなっており、ホームページや研修会などで広く周知しています。
県では、引き続き市町村と連携し、林業事業者への指導や制度の周知を行っていきます。
なお、伐採された箇所などで気になることがありましたら、森林の所在する市町村の林業担当窓口にご連絡をお願いいたします。
農林水産部 林務管理課
TEL:097-506-3813