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子どもの家庭での虐待やヤングケアラーなどの発見に際しては、子どもの意見を尊重した対応が重要です。こどもアドボケイトを配置することで、子どもの権利を擁護し、子どもの安全と福祉を守ることにつながります。そこで、学校におけるこどもアドボケイトの配置を義務化し、養成・資格制度を整備してはいかがでしょうか。活動を支援する体制も整備できれば、こどもたちは安心して学校生活が送れると思います。
本県では、令和2年度から全国に先駆けて、児童養護施設等で生活しているこどもたちの権利擁護のための事業を実施しています。具体的には、意見表明等支援員(こどもアドボケイト)が、児童相談所の一時保護施設や児童養護施設、ファミリーホーム等を定期的に訪問し、生活上の悩みや不満、措置の内容に関する意見等を聴き、その声を関係機関や職員等に対して意見表明できるように支援しています。
家庭を離れて暮らさざるを得ないこどもたちのために、こどもの意見を尊重し、意見表明を支援することは大変重要と考えておりますので、今後も事業を継続して実施していきます。
福祉保健部 こども・家庭支援課
TEL:097-506-2707