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大分県は、東九州新幹線の開通に積極的に取り組んでいますが、日豊本線ルートが、久大本線ルートより圧倒的に利用する人口が多いのではないでしょうか。より多くの住民に恩恵を与え、投資資金にも見合うと思います。
県では東九州新幹線の早期実現に向け、現在の基本計画路線としての位置づけを整備計画路線へ格上げするよう国へ要望を行うと共に、県民の機運醸成のためシンポジウムや地域説明会を開催しています。
本年1月のシンポジウムにおいて、これまでの日豊本線ルートに加え、久大本線ルートも含めた活発な議論があったことから、両ルートの費用対効果について現在、調査を行っているところです。
ルートの選定では、沿線の人口が考慮されることはもちろんですが、その他にも費用対効果や、他の交通ネットワークとの関係、自然環境や並行在来線への影響など、様々な要素を考慮して決定されることとなります。現在調査している費用対効果についても、その結果だけでルートが決定されるものではありません。
今回の調査により、県民の東九州新幹線への関心が高まり、県内各地で活発な議論が交わされることで、機運の醸成につながるものと考えています。
現在の整備計画路線は着実に進捗し、ようやくその整備が大詰めに差し掛かっています。次の整備計画策定に向けた動きへの期待が高まっているこの好機を逃さないよう、今後も様々な取組を行っていきます。
企画振興部 交通政策課
TEL:097-506-2155