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大分県久住高原農業高等学校が、今後の食糧自給率の向上に資するであろうと期待しています。そこで、同校の成果と課題を教えていただけないでしょうか。
久住高原農業高校は、県内唯一の農業系単独校として、令和元年度に開校しました。
「小さな学校の大きな希望」をスクールテーマに、本県農業の将来を担う人材育成に取り組んでいます。特に農業における食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理(24品目)について力を入れており、全国でも取得校が少ないGLOBALGAP認証を取得しています。また、地元のスマート農業実証企業との連携による先端技術を活用した学習など、農業の生産性向上に寄与できる地元農家や企業・大学等とも連携した取組も行っており、専門性の向上を図っています。
課外活動においても、全国でも珍しい「うし部」は、昨年度「第12回全国和牛能力共進会 高校・農業大学校の部」において、全国11位に入りました。
進路実績については、農業関連就職者数が増加傾向(令和3年:5名、令和4年:7名)にあるとともに、農業関連の進学者数(令和3年:7名、令和4年:10名)も増加しているところです。
今後も更なる農業振興や農業人材の確保・育成につながるよう取組を進めていきます。
教育庁 高校教育課
Tel:097-506-5606