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今年度運航開始予定のホーバークラフトですが、多額な税金を投入しており、利用者が伸び悩むことや、大分空港で人工衛星打ち上げを計画していた米企業が破綻したことによる宇宙港の取組みへの影響などから、運航が休止になるのではないかと心配しています。
こういった状況下において、官民一体となってバックアップが大変重要ではないかと思います。
たとえば、大分空港への海上アクセス以外の活用について国内外企業との連携を図る等、今後ホーバークラフトの運航を継続していくために県としてどう考えているのかを教えてください。
県では、大分空港と大分市西大分地区をつなぐ海上アクセスとして、ホーバークラフトの就航に向け、船舶の調達や発着地整備などの準備を進めています。
ホーバークラフトを安定して運航し続けるためには、利用客の確保が欠かせません。ホーバークラフトの速達性をPRし、まずは近隣空港を利用している県内の方々や、近隣空港を利用して本県に来訪している方々に、大分空港の利用を促していきます。また、国内線の路線充実や、台湾・中国・香港などの国際線の路線誘致を進め、大分空港の利用需要を創出することで、ホーバークラフトの利用客の増加を図ります。
さらに、別府湾周遊等の観光コンテンツとしての活用を検討したり、西大分地区に整備した旅客ターミナル周辺のにぎわいづくりによりホーバークラフトに親しみを持つ方を増やしたり等、空港アクセスに限らない、ホーバークラフトの乗船を目的とした利用客の拡大も図ります。
企画振興部 交通政策課
Tel:097-506-2157