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過去に、出版された書籍は、文字が小さく、紙も経年劣化しているために高齢者など目が不自由な方には判読しづらいものがあります。
それらの出版物で、現在においても版を重ねて刊行されているものは文字も大きくなるとともに、紙質も従前と比べて向上し、読みやすいものとなっているものがあります。
そこで、県立図書館に所蔵している過去に出版され本と同じもので、不要となった近年出版された小説を寄贈しようと申し出たところ、所蔵スペースの関係で断られてしまいました。
今後、各家庭で不要となった新しい本の寄贈を受け付け、古い本と更新してはどうでしょうか。
県立図書館では、過去に出版された本が新版となった場合、利用見込や劣化状況を考慮し、更新を行っています。
一方、寄贈の受付にあたっては、寄贈受付リストの作成、本の状態や貸出状況から受入可否の判断、データ入力及び確認、背ラベル作成やラミネートカバー貼付等の装備作業等を行う必要があることや、所蔵スペースの問題もあり、個人の方の一般書(郷土資料を除く)の寄贈は受け付けていませんでした。
しかしながら、図書館にとって、利用者にできるだけ状態のよい本を提供するよう努めることは大切なことと考えます。上記のような課題も考慮しつつ、一般書の個人からの寄贈についても検討を進めます。
教育庁 社会教育課
Tel:097-506-5521