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県内の30日以上学校に通学しなかった不登校の児童や生徒が、一昨年度過去最多となったとのことです。
大分県教育委員会では、不登校の児童・生徒に対して、どのような指導や支援をしているのでしょうか。教職員や地域の人が児童・生徒の心の変化や悩みをいち早く捉えて、学校の雰囲気を改善し、大分県教育委員会は、教育現場での不登校対策の充実を図るべきではないでしょうか。
不登校児童・生徒の社会的自立に向けた様々な取組を進める中、相談体制の整備として、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーを県内全ての公立学校をカバーするよう配置しています。また、各学校には教育相談の中心的な教員である教育相談コーディネーターを配置し、スクールカウンセラーなどの専門スタッフと連携したきめ細やかな対応 をしています。
また、登校はするものの教室に入れない児童・生徒の相談支援や学習サポートを行う登校支援員を今年度から増員し、全市町に配置しました。
学校以外にも、県教育センター内に教育支援センターを設置し、相談支援や学習支援を行っています。
そのほか、多様な学びの場を確保するため、夜間に学習できる場として県内6カ所で補充学習教室を実施するとともに、自宅でいつでも学べるようICT学習教材を活用した学習支援等にも取り組んでいます。
今後も不登校児童・生徒に寄り添いながら、それぞれの事情に応じた効果的な支援が行えるよう、学校現場、関係機関と連携協力し取組を進めていきます。
教育庁 学校安全・安心支援課
Tel:097-506-5546