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以前、住んでいたニューヨークでは、除雪する際、専用の除雪車ではなくゴミ収集車が除雪車となり、作業していました。既存の人員や車両をうまく活用した方法だと思います。
中山間地では補助金でトラクターが設置されていますが、このトラクターに除雪ローターを装備し、幹線道路に出るまでの細い道などは地域で除雪が可能になるような体制だととても安心できます。全てのエリアを行政が除雪するのは難しいと思いますが、防災の観点から現存の資産や人をうまく活用した取組について教えてください。
現在、県管理道路では、交通に支障が生じないよう、地域の建設会社と連携し、タイヤショベルなどの建設工事車両で除雪を行っています。また、路面凍結を防ぐため、夜間や早朝に凍結防止剤等の散布を行い、安心して通行出来るよう努めています。
併せて、大雪の際には、積雪や路面凍結によるスリップ事故が懸念されるため、自動車でお出かけの際には冬用タイヤを装着し、安全な運転を心がけるよう、マスコミ等を通じて呼びかけているところです。
市町村においては、凍結防止剤の散布等を自治会と連携して行っているところもあります。大雪に度々見舞われる九重町では、これに加えて町民が自ら町道を除雪した場合にかかった燃料費を補助する等民間活力の積極的な活用にも取り組んでいます。
今後も、市町村をはじめ関係機関との連携を密にし、効果的な除雪対策を講じていきます。
土木建築部道路保全課
Tel:097-506-4584