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基盤整備について米作りのほかに人手のかかる畑作が必須条件となっています。
少子高齢化が進み、労働力不足の農村部の状況と逆行しているのではないでしょうか。
本県農業を持続的に発展させるためには、近年、需要が減少し続けている米中心の営農体系から、ニーズの高い野菜や果樹などの高収益な園芸作物への転換を進めていくことで、農家所得の向上を図り、次代に繋がる農業の実現を図っていくことが何よりも重要です。
このため、県営の基盤整備事業においても、所得向上に向けて、受益水田に一定規模以上の園芸作物の導入を図るよう実施要件を設定し事業化することとしています。
また、ご心配の担い手確保についても、事業計画策定の際に、地元関係者を中心に市町や土地改良区などと協議を重ね、受益農地のどの範囲で、どのような高収益作物を、誰が耕作するのか慎重に検討し、関係者の合意形成を図っているところです。
今後とも、基盤整備事業の実施に当たっては、農地の区画整理や排水対策、土層改良など栽培品目に応じたきめ細かな条件整備を行うとともに、農地整備に係る農家負担の軽減を図りながら、規模拡大農家や新規就農者など、営農意欲のある経営体がスムーズに営農に着手でき、且つ、農地が有効かつ効率的に活用され、将来にわたり発展できるよう、関係機関と一体となり取り組んでいきます。
農林水産部農村基盤整備課
Tel:097-506-3721