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2024年度に、県立国東高校に「宇宙に関するコース」を新設することを県教育委員会が正式に決定し、全国的にも珍しい試みとして注目を浴びているようです。宇宙産業に関係した人材育成を行うと思いますが、そのためには宇宙に関する高度な専門的知識を身につける必要があります。高校に宇宙コースでの授業では対応できないのではないでしょうか。
県教育委員会では、アジア初となる大分空港の「宇宙港」運用を見据え、令和6年度入学生から県立国東高等学校に「宇宙に関するコース」を、普通科の中に設置します。普通科の学びの中で、宇宙を題材とした深い探究活動を行うことにより、より広い視点で物事を捉え課題解決できる人材の育成を目指しています。令和5年度から「総合的な探究の時間」などの授業で、宇宙に関連する内容を取り入れる予定です。授業の中では、宇宙教育に関わる大学関係者、宇宙関連企業とも連携し、協力を得ることで、宇宙に関する学びの充実を図りたいと考えています。現在、カリキュラムの作成・研究について、学校と連携して検討を進めています。
さらに、県外から意欲ある生徒を募集し、学校の更なる活性化を図るため、令和5年度から新たに全国募集を導入することとしました。
県教育委員会では、県内外から宇宙に強い興味・関心を持った生徒が切磋琢磨できる環境づくりや学校づくりを推進することにより、高校の魅力化・特色化を推進していきたいと考えています。
教育庁 高校教育課
Tel:097-506-5607