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大分県は若い世代の女性が県外に転出する傾向が高いことを新聞で知りました。都会では男女が平等で働くことができ、魅力的のようです。男女共同参画社会や女性の活躍推進に向け、行政や企業等、努力をしていますが、大分県では「女性には重要な仕事を任せられない」という固定的な性別役割分担意識が根強いと感じます。女性が公平・平等に働く事のできる環境づくりのためにどんなことをしているのでしょうか。
県では、経済団体と連携して毎年度アクションプランを策定し、企業の経営者・管理職・女性従業員を対象とした意識改革のセミナーや専門家派遣等を通じて、企業における女性の活躍推進を支援しています。
これまでの取組により、女性が働きやすい職場づくりを進める「女性活躍推進宣言企業」は、令和3年度末時点で252事業所に達し、目標である227事業所を大きく上回りました。また、内閣府の「女性のチャレンジ賞」では、大分県関係者が本年度も含めて5年連続で受賞したほか、先般公表された男性の家事・育児力に関する民間調査においても、本県が全国4位になるなど、高い評価を得たところです。
このように社会における女性活躍の場が広まる一方、令和3年度の県内企業の女性の管理職割合は13.1%に留まっており、男女共同参画社会の実現に向けて女性がこれまで以上に活躍するためには、固定的な性別役割分担意識を解消し、定着させる取組が必要です。
このため、今年度は新たに、性差に関する固定観念や「男性は仕事、女性は家庭」といった無意識の思い込み、いわゆるアンコンシャス・バイアスに気づき、対処、行動してもらうための取組も進めています。
併せて、仕事と家庭を両立できる環境づくりも必要なことから、男性の家事参画を推進するセミナーや男性の育休取得促進に向けた啓発などにも引き続き取り組んでいきます。
生活環境部 県民生活・男女共同参画課
Tel:097-534-4034