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県では、男性、女性両方が健康寿命日本一となることを目指して市町村と連携して取り組みを進めています。しかし、高齢化が進めば認知症を発症する人が増えていきます。健康寿命の延伸には力を入れているようですが、認知症発症防止の対策が手薄となっているように思えます。市町村と協力して認知症発症防止の対策を進めるべきではないでしょうか。
認知症の発症を遅らせ、また、発症後の進行を緩やかにするためには、運動不足の改善や社会参加による孤立の解消などが効果的とされています。
このため県では、市町村と一体となって、身近な高齢者サロン等の「通いの場」の充実に取り組んでいます。近年、新型コロナ感染症の影響により活動を休止している「通いの場」もあることから、オンラインによる開催方法を紹介するなどにより、「通いの場」の継続を支援しています。また、県としても、昨年度から認知症をテーマとしたオンライン交流イベントを開催しており、オンラインを通じて誰でも気軽に参加出来る「全県版の通いの場」として、体と脳を活性化する運動プログラムを参加者と一緒に行っています。
加えて、高齢者の方などが、自宅において運動・口腔機能や栄養状態、認知機能等を自ら確認できるよう、フレイルチェックシートを作成・配布しており、結果に応じて市町村の介護予防担当課や地域包括支援センターへの相談へとつながるように促しています。さらに、市町村担当者や認知症地域支援推進員等を対象とした認知症予防研修会も開催しています。
今後とも、市町村と連携しながら認知症予防に取り組んでいきます。
福祉保健部 高齢者福祉課
Tel:097-506-2694